不完全な日常 -21ページ目

不完全な日常

音楽、舞台、読書、散歩、放射線

「ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち」・・・・強力にお勧めです!



もともと舞踏系に対する興味は薄くて、たまにフラメンコを見に行く程度です。

それでもこの映画を見に行ったのは、数年前にピナ・バウシュが死んでしまったからです。

しかも、撮影開始の2日前に亡くなったのだそうです。

それに、3Dでダンスの映画を見るのはとても面白そうだと思ったから。



劇場は、ヒューマントラストシネマ有楽町。満席です。

(午前中にチケットを購入しておいて正解でした)

内容は、ピナ・バウシュが監督を務めるヴッパタール舞踊団の舞踏映像。ドキュメンタリーです。



3Dの効果は、凄いです。

室内のダンス・シーンでは、ステージの中に入り込んだかのようです。

屋外で踊るダンサーのソロ・パフォーマンスは、際立ってに美しい映像に仕上がっています。

本当に圧倒的で、素晴らしい映画でした。



結局、全編を通じて「ピナの不在」を描いているのだけれど。

何か凄いものを見ちゃったなあ、まいったなあ・・・というのが感想でした。

3月9日まで。

もう一回見たいなあ。



映画にも登場するモノレール(ストリートヴュー)
  ↓
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音楽を聴く時は、できるだけ先入観を持たないようにしています。

しかし・・・・・フルートだけのオーケストラなんてねえ。

音域で言えば、バイオリンのあたりだけでしょ?

それじゃあオーケストラにはならないだろうなあ。

・・・・・と、思っていたのですが、大間違いでした。




フルート・オーケストラ「BEL SONA」の第20回記念定期演奏会。

昨年の定期演奏会が震災で中止になり、満を持しての記念演奏会です。




ステージに演奏者が登場します。

全員、手に持っているのはフルート。

中には、子供の背丈ほどもあるバス・フルートとかもあります。

縦に構えて演奏するらしい、見たことのない巨大フルートも抱えられて登場します。

ステージ奥には、さらに怪しげな楽器が鎮座しています。

ハープほどの大きさの超々巨大フルートです。

(こんなのです → http://ameblo.jp/gracenotes/entry-10580058538.html

びっくりしたなあ。




これらのフルート・オーケストラに、バンドネオン奏者の平田耕治さんがゲスト参加して演奏。

バンドネオンが一本加わるだけで、ぐっと艶っぽくなるから不思議ですね。




ぼくにとって、フルート奏者と言えばヒューバート・ローズです。

この人のフルートは、本当に気持ちが良くてしかもダンサブル。

マッコイ・タイナーのアルバムでも、心地良いフルートの音を響かせています。

"Salvadore De Samba"

それに、中川昌三さん。

CDラックを探せば、"Touch of Spring"が見つかるはずです。




後半のステージで、その中川昌三さんが登場しました。

びっくりしたなあ。クラシック・コンサートだと思っていたから。

ご招待いただいて良かったなあ。

ありがたい、ありがたい。

(つづく)

新橋演舞場、二月公演。

昼の部は、「鳴神」「土蜘」「河内山」の三本。

メインは、勘九郎が演じる「土蜘」です。

松羽目もの(能狂言を元にしたもの)で、花柳流の舞踊劇もあります。



勘九郎・・・上手い。

よく研究しているし、見栄の切り方なんか結構痺れます。

でも、狂気めいた妖怪の恐ろしさが足りないんです。

土蜘は、もっと狂気じみた暴れ方をしてくれないと物足りないですね。



途中に挿入される狂言で、勘三郎、仁左衛門、吉右衛門が番卒という端役を務めるのが豪華でした。

勘三郎、上手いよなあ。やっぱりおとうちゃんは凄いです。



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「河内山」の仁左衛門、カッコ良かったです。

品格ある悪者を、演じきってました。

仁左衛門ファンの母上も大満足。




この日は良い「大向こうさん」が入っていて、タイミング良く「中村屋!」「松嶋屋!」とお声がかかります。

河内山が啖呵を切る場面で、「待ってました!」の声がかかって盛り上がります。

「大向こうさん」が良いと、やっぱり歌舞伎は盛り上がります。




それにしても・・・・・私語が喧しかったな。

幕間のアナウンスでも、「観劇中の私語は止めろ!」と再三言ってました。

マナーを知らない人たちは、たとえ少数でも劇をぶち壊します。

こういうことで劇場から足が遠のく人もいることでしょう。

残念なことです・・・・本当に。
東急目黒線「不動前駅」のすぐ近くに、豆料理のレストランがオープンします。

ハナムスビ」というのがそのお店。

日曜日、オープン前のレセプションに行って来ました。

想像していたよりもずっとシンプルな(内装工事が完成していない?)、明るいカフェ風のお店です。



テーブルにいろいろな豆料理が並んでいます。

お店の方々は、BEANISTを自称しています。

そのコンセプトは、悪くないと思います。

世界中にいろいろな豆料理がありますから、料理の可能性は大きいでしょう。

お酒もいろいろあるみたいです。

まだグランドメニューは無いのかな?



素材の味を生かすことにこだわりを持っていますね。

手をかけすぎていないのが良いです。

でもお店で出すお料理だから、大胆なアレンジをしても良いと思います。

メニューもこれからどんどん発展して行くのでしょうね。

豆シチューとか食べたいな。



お店の仕入れ先である八百屋の「三金」さんと意気投合。

野菜と玄米のお話で盛り上がりました。

今度、野菜を買いに行きますね。


(おわり)
日本経済新聞電子版に、除染作業の体験記事が載っていました。

町内会で除染活動に参加してみた(震災取材ブログ)@福島


記者が参加した除染活動では、「福島市から土を集めるような作業はしないでほしいと言われている」ということで、道路に落ちた枯れ葉を清掃するくらいの作業しかできないそうです。

汚染された土を安全に保管する「仮置き場」を用意することが、除染の前提条件になっています。

今回参加した「花に願いを」プロジェクトでは、常円寺の和尚さんが「仮置き場」を提供なさっているので、放射性物質に汚染された土を集めることができます。



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これらのビニール袋は、放射線を出しまくります。

仮置き場を確保できない町会は、本格的な除染作業を始めることはできません。

「仮置き場」の確保が、除染に関わる大きな課題です。



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さて、オバケ・スポットのお話です。

仮置き場の問題があるので、掻き集める土や植物などはできるだけ少なくしたいのです。

それで最初は、土の表面をスコップなどで薄く剥ぎ取ります。

放射線量が下がらなければ、さらに削ります。

今回のオバケ・スポットは、雨水が集まってくる地形であると思われました。

真上にある歩道橋も、雨水を集める「樋」の役割をするのかも知れません。

5cmほど削っても、僅かしか下がりません。

10cmほど削って、8μSv/hまで下がりました。

15cmほど削っても、そこから下がりません。

どこまで掘り下げれば良いのだろうと思っていると、一緒に作業をしていたAさんが「下がるまで、掘る!」と宣言します。

20cmほど掘り下げて、4~5μSv/hです。下がりそうな気配は感じられます。

25cm・・・・30cm・・・・。

様子を見に来たころもさんが、「地球を削ってる!」と驚いたのは、この現場です(^^;;

(つづく)

午前中に作業できた範囲は、30メートル足らず・・・(´□`。)

なかなか作業は進みません。

休憩時間に、事務局から借り出したものを含めて、全部の線量計を並べてみました。



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RADEX1503 : 不明(液晶が見えません)

黒TERRA : 0.44μSv/h

黄TERRA : 0.49μSv/h

RADEX1706 : 0.88μSv/h

DP802i : 0.71μSv/h

RADEX1503 : 0.56μSv/h


RADEX1706だけ数値が高いのは、たぶん外側のポリ袋が汚れているからでしょう。




■ 除染作業前

TERRA-P : 6.88μSv/h

RADEX1706 : 8.48μSv/h


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■ 除染作業後

TERRA-P : 1.05μSv/h

RADEX1706 : 1.31μSv/h


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苔と土を剥ぎとり(一部が凍ってました)、植物を引っこ抜き、最後はホウキで掃除します。

地面に溝になっている部分があれば、そこは特に念入りに土を掻き出します。

こうすることで、確実に表面放射線量は下がります。



ところが中には、何をやっても線量が下がらない場所もあります。

放射線オバケが隠れているんじゃないかと思います。

その日の作業場所で一番線量が高かったのも、そんなオバケ・スポットでした。

最初の値は、11μSv/h以上。

基本手順通りに表面の土を取り除きますが、まったく下がりません。

(つづく)
栃木県内で友人の車にピックアップしてもらい、福島を目指しました。

福島県内に入ると、どんよりとした空模様です。路肩には、雪が残っています。



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目的地は、松柏山常円禅寺。

福島復興プロジェクトチーム、「花に願いを」の本拠地です。

寒いけれど、空はきれいな冬晴れです。


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お寺の敷地に、放射線遮蔽容器が積まれています。

中身はまだからっぽです。


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その日集まって来たボランティアさんは、15~16名でしょうか。

3名の方が、放射線測定と記録を専門に行う計測班となり、残りは全員除染作業班です。

作業をするのは、小学校の前を通る国道。もちろんそこは、子供たちの通学路です。

詳細は、「人生は365歩のマーチ」のころもさんのレポートをお読みください。


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歩道の端っこの放射線量です。

TERRA-P : 6.02μSv/h / RADEX : 7.52μSv/h

かなり高いです。

表面の土をスコップで剥ぎ取り、枯れた植物も取り除きます。最後にホウキで、土を掃き集めます。


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TERRA-P : 1.47μSv/h / RADEX : 1.80μSv/h

1/4ほどに下がりました。上手く行った感じがします。

除染は、本当に地道な作業です。

しかも計測する手間が結構かかるので、なかなか作業がはかどりません。

(つづく)
佐渡裕・指揮、シエナ・ウインド・オーケストラ、文京シビックホールでの演奏会。

テーマは「ブラス・ロック!!」。

ロックを吹奏楽団で演奏しようという企画で、とても楽しみにしていたのです。



1曲目は、バッハの「トッカータとフーガ ニ単調」。

これは良かった。とても良かった。色彩豊かなトッカータに、ぞくりと来ました。

2曲目、ネリベルの「二つの交響曲断章」。

これも良い。バッハと通じるような数学的構成で、吹奏楽ってこんなこともできるんだという驚きがありました。



後半は、ディープ・パープル・メドレーで始まります。

これが期待外れで、全然ダメ。

ディープ・パープルのギタリストのリッチー・ブラックモアは、クラシック音楽からの引用をすることで知られています(それで好き嫌いがはっきり分かれる)。

ディープ・パープルの代表曲メドレーに引用元の音楽を織り込んでみたりして、ロックだかなんだか分からない演奏になってしまいました。

湖上の煙も、紫の炎も見えません。こんなのはディープ・パープルじゃないね、と思いました。



後半2曲目は、エマーソン・レイク&パーマー。

「タルカス」です。大河ドラマ「平清盛」の中でも使われてますね。

でも、期待感ありません。

ディープ・パープルがあれですからねえ。

ところが、これは良い意味で裏切られました。素晴らしかったよ~!

「やっぱプログレって正義だよ!」と思いました(意味不明ですね)。



パンフレットを見ると、編曲は吉松隆・・・って、平清盛の音楽を担当している作曲家じゃないですか。

あのテーマ音楽は、第一印象からあんまり好きじゃないんですけど、改めて聞いてみようと思いました。

家に帰って、晩ご飯にうどんを食べて、NHKにチャンネルを合わせて、「平清盛」を見ました。

耳を傾けてみて、「プログレじゃないか、これは!」・・・・と思いました。




・・・・・最後の曲は、スーザの「星条旗よ永遠なれ」。

「楽器を持って来た人はステージに上がって!」という呼びかけで、ちびっ子も大人も様々な楽器を手にしてステージに向かいます。

総勢200名ほどの大編成!!

指揮台をちびっこ指揮者たちが奪い合います。

小学生5名+1(佐渡裕)が指揮する曲は、それまでに聞いたどんな演奏よりも素晴らしい「星条旗よ永遠なれ」でした。




楽しかったな。

バッハから平清盛までが繋がった、面白い音楽体験でした。

ずうっと年下のお友達の勧めで、田村由美の「BASARA」を読み始めました。

文庫版で全16巻。

正直に言って、あちらこちらの神話や伝承を繋ぎ合わせたようなお話で、それほど面白くもない・・・・・
と思っていたのですが、10巻を過ぎる頃からやたらに面白くなって来ました。

ふたりの主人公がお互いの正体を知るあたりから、物語がぐっと深くなるんですね。

そこから先は、一気読みです。

読み終えて満足感がありましたね。

良い物語でした。


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そのままの勢いで、同じく田村由美の「7seeds」に突入です。

こちらは、「BASARA」をしのぐ面白さ。一巻目から怒涛の盛り上がりを見せます。

まだ連載継続中で、21巻まで出版されています。

あまりの面白さに、奥様が全巻お召し上げされました。

ぼくはまだ、14巻までしか読んでいません(泣)


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しかたなく、「猫mix幻奇譚とらじ」を手に取ってみたのですが、これも痺れます。

完全に、タムタム中毒状態です。


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一方で、大和和紀の「あさきゆめみし」も読み始めました。

「源氏物語」をベースにしたコミックです。大和源氏などと呼ぶ人もいます。

しかし「源氏」は、コミックで読むものじゃありません。現代語訳がたくさんありますから、そちらを読むべきです。

・・・とは言いながら、衣服や建物や調度の知識が無くても読めるのが、コミックの良いところです。

まだ評価できるほど読んでいないので、こちらの感想はまた後日。





ということで、少女マンガにどっぷりの日々を過ごしているのでした。

(コミックのお勧め情報、お待ちしております。)
2月11日建国記念日、福島に除染しに行くことにしました。

栃木県まで電車で行き、地元の友人と合流して車で福島に向かうという計画です。

友人は、昨年4月に相馬で災害ボランティア活動に参加した仲間のひとりです。


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その後、怪我とリハビリのために長らくボランティア活動から遠ざかっていましたが、今回の除染活動で復帰です。

頼もしいなあ。

あの当時のメンバーを呼び寄せる、という訳には行かないのが除染活動です。

やっぱり若者は、参加させられませんから・・・・・。