クリスチャン・マクブライドは、当代のジャズ・アコースティック・ベーシストの中で、トップのひとりに間違いない。
そのクリスチャン・マクブライドが率いるビッグ・バンドが日本にやって来た。
9月6日、モーション・ブルー・ヨコハマ、2ndステージ。
とても寛いだ雰囲気のステージだが、演奏は半端じゃない。
もちろん腕達者が集められているのだが、無理がない無駄がないムラがない。
どんな演奏をしても、まったく軸がぶれない。
さらりと流した演奏でも、推進力がある。大きな排気量のエンジンを乗せた、アメ車の雰囲気だ。
奇をてらうようなところは一切なく、ジャズの王道を真っ直ぐに進んでいる。
そして音楽の喜びを、メンバーが皆共有している・・・そんな風に感じられた。
良いバンドだ。バランスがすごく良い。
この日は、セカンド・ステージに限って小曽根真が参加した。
昼間、マイク・スターン、ランディ・ブレッカー、小曽根真の演奏を国際フォーラムで聴いてきたばかりだが、小曽根の演奏はこちらの方が確実に楽しそうだった。
「オゾネは大切な友人で、彼と演奏するのはいつも楽しい。それに彼は『ナンデヤネン!』という日本語を教えてくれた恩人だ」とクリスチャン・マクブライド。
「そこで手をフリップするんだろ?」とオゾネが応える。
まあそんな感じで、とても楽しいライブだった。
そして赤煉瓦倉庫からJR桜木町までの道を、楽しく歩いて帰ったのでした。
