母指球荷重だけがいいのだろうか? | ティップネス三軒茶屋パーソナルトレーナー森川稔之のブログ

ティップネス三軒茶屋パーソナルトレーナー森川稔之のブログ

ティップネス三軒茶屋パーソナルトレーナー森川稔之のブログです。
ピラティス、マスターストレッチ、ストレッチポールのメソッドを用いて、一般の方からスポーツ選手まで、セルフコンディショニングの指導を行っています。


こんばんは!


ティップネス三軒茶屋店で
パーソナルトレーニングをしている森川です。


「START LINE~はじめの一歩の踏み出し方」の前日は、

東京農業大学少林寺拳法部のトレーニング指導でした。








ドスのきいた声での挨拶にもだいぶ慣れてきましたが、

急に大声で挨拶されると、

やっぱり心臓が止まりそうになります(笑)



今回のテーマは 「下肢の連動性について」


少林寺拳法の世界では、母指球荷重での

パフォーマンスが高いとされているようで

多くの選手が母指に荷重をかけ、

その影響で扁平足になっている選手が数多くいました。


少林寺拳法に限らず、母指球荷重を意識させるスポーツは

数多くあります。


勿論、母指球荷重で感覚的に力は入りやすいですが、

それを繰り返していると、足部の内側縦アーチを潰してしまい、


下腿部外旋 → 大腿部内旋 → 骨盤前傾


という、連鎖が生まれます。


簡単に言うと、膝の目が内に向き、腰が反る状態です。



その状態で、骨盤に乗せるような状態で片脚立ちをすると

片脚側の腰部を潰すことになり、腰部への負担も大きくなります。



母指球荷重が悪いということを言いたい訳ではなく、

母指球荷重だけになることが恐いということです。


足底には1500個以上の固有感覚受容器があり、

たくさんの床面からの情報を受け取っています。


母指球荷重だけを意識すると

小指球側の感覚が鈍くなっていき、

外側に荷重がかかった時にバランスが取れなくなります。


スポーツの試合で全ての時間

母指球に荷重がかかっていることはまず考えられません。


大切なことは、足底全体の使い方を知った上で

力の発揮しやすいポイントを見つけること。


競技によっては、母指球荷重を意識することで

膝に負担がかかり、次への動作が遅れることも考えられます。


だから、母指球荷重だけに捉われることは恐い。


これが正しいという固定概念に捉われず、

自分に合うものを見つける習慣をつけたいですね。




GAP東京 7月勉強会の詳細はこちら↓↓

http://www.gap-sports.net/topics/detail/id=123



【お問い合わせ】


パーソナルトレーナー 森川稔之

personal_toshiyuki@yahoo.co.jp