一世帯当たりの書籍・雑誌等への年間支出額は、総務省の家計調査によると、2019年は【10703円】だったそうだ。
個人の額ではなく一世帯でだ。
『少なっ!』
雑誌も合わせた《本》に、月1000円も使っていないということだ。
出版不況が叫ばれて久しいが、まさかこんなに少ないとは思わなかった。これでは月に一冊も買っていないような事になる。だっていまや、単行本は千円じゃ買えないし、文庫本だって千円近くする。しかもこれは雑誌も含めた額で、更には、世帯の額だ。一人暮らしとは限らない。
まぁしかし、これは平均だから、買う人はもっと買っているだろうし、全世帯がこうとは限らない。だが、、、

普段滅多にマンガの話なんてしない、大手で印刷に携わる友達が、
「『鬼滅の刃』って知ってる?」
って言ってきたのが確か去年の事。すごい売れ行きで、
「今業界は鬼滅の刃でもっている」
と言っていたのが、あわや誇張ではなさそうだ。
その鬼滅の刃、今年の勢いは最早ご存知のとおり。ますます鬼滅の刃様様だ。

昔は、電車に乗れば、網棚に読み捨てられた雑誌が必ず一冊はあったし、年末になれば大型電器店で、テレビ雑誌の年末特大号をおまけにくれたりしていた。本屋には『ぴあ』が山積みになっていて、皆競うように読んでいたもんだが、、、
最近は、電車で本を読んでいる人をほとんど見かけなくなった。
本屋やコンビニの立ち読みも。
コンビニの立ち読みは防犯に一役かっているという事を聞いた事もあったが。
まぁそれはさておき。

いやぁ、変わった。
変わった、世の中。