私はようやく足を止め
周りを見渡した。
辺りには
大きな煙突が幾つか立っていて
そこから
煙がモクモクと出ていた。
あれっ、ここ何処だ?
一旦港の方に戻ろう・・・・・
ってどうやって来たっけ?
まずい、
帰れなくなってしまった。
どっちが海だっけ
こっちか?
いやこっちだったような・・・・・・
ウロウロとしてみたが
余計わからなくなってしまった。
これじゃあまるで
迷子の子猫ちゃんだ!
なんて言ってる場合じゃない。
お腹も空いてきた・・・・・
どうしよう・・・・・・
ついに私はその場に座り込んでしまった。
どれくらい時間が過ぎただろうか、
周りは薄暗くなってきていた。
困り果てて座ってると
どこからか声が聞こえてきた。
「おい、あんたどこの猫?」
声のする方に首を向けると
そこには一匹の猫の姿があった。
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