コロナの時代の旅客機は… 寝台ではなくヤヌス席へ | 旅中毒

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コロナの時代、飛行機の座席はこうなる!

機内インテリアメーカーが「ヤヌス席」を発表

 

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イタリアのメーカー Avio Interiors社によるデザインだそうです。キャセイ、アシアナ、ユナイテッドなど40社を顧客に、旅客機の座席を専門にデザイン・製造する会社だって。

 

名付けてヤヌス席。(ヤヌスはローマ神話の出入り口と扉の守護神で、頭の前後に顔がある)

 

新コンセプトのこの座席は、前後に頭があると言うより顔と顔が向き合う形になっているように思いますが、まあ、何でもいいです。

 

通路を挟まない隣の席とは、シールドで隔てられることになるんだって。コロナ関係なく、それいいじゃない。隣の人とくっつかずに済むなら気が楽だわ。(連れがいる場合はちょっと寂しい?)

 

日本の夜行バスでも最近は、臨席との間にカーテンを引けるようになっていたり、座席がシェル型になっていたりしますよね。

 

下の写真はどちらもWiller社のバス。このタイプは乗ったことないけど、ホント進化したのね。

 

ただ、ヤヌス席にすると、座席の数は減らすしかなくなるよね。写真を見る限り、窓際に1列ずつと中央に2列で、合計4列しか無理じゃない? ジャンボなら、1列、2列、2列、1列で合計6列も可能かも。それでも今の3列、4列、3列に比べたら6割だ。

 

となると、「長距離でも安心のヤヌス席!」な飛行機はチケット代が高くなったりするのかもしれんね。すべての席が窓側か通路側になるので、それもいい感じではあるけど。そして窓側は同時に通路側でもあると言う最高の席になるわけだ。

 

 

2年前には、2020年ごろに実現すると予測としてこんな記事が出ていたのになあ。

 

エアバスが「空飛ぶ寝台」を旅客機に導入へ

 

カプセルホテルっぽい。これはこれでソーシャル・ディスタンスが保たれると思うけど、キッズルームや医務室、ラウンジ、会議室なども設置可能だそうです。そっちはマスク着用が義務付けられたりして。てゆか、コロナ騒ぎの前のこの案の進み具合はどうだったんでしょう?

 

 

離着陸の際には座席に着席して、(法律で決まっているそうです)、それ以外の時はベッドでもいいってことらしい。だから普通の航空券に追加料金って形になるだろう、と。それでも「販売価格は最終的には、エコノミーとプレミアムエコノミーの中間程度に落ち着く可能性が高いとみられている。」とのことでしたから、「我ら庶民にも手の届くものになるのか!」と期待していたんですがね。数年のうちが無理でも、いずれはこうなるだろうと。

 

今はどこの航空会社も新しいことに取り組む力もなくしているだろうし。はあ。