イタリア旅行記22:カナーレ・モンテラーノのプレセピオと中世祭り | 旅中毒

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2018/12/30

 

そしてまた剣術指南のところで長々と見学。女性の剣士たちもいます。

 

色んな技、色んな剣の使い方があるものだなあ。これでも初級なんでしょうけど。

 

先生の最後の指導に吹き出しましたw

 

何度も、それも毎回長いこと見学していたからか、ついにお師匠様が近くに来て名刺を下さいました。近郊にお住まいの方、いかがですか?

 

ちなみに日本にも中世ヨーロッパの剣術を教えてくれるところはいくつかありますよ。関西なら王子練習会さんとか、関東ならアヴァロン」さんとか。ご興味のある方は是非。

 

私も15年前くらいは本気で考えていたんですけどね、こういうの習いたいなあと。もう最近は、時間を取られることを新しく増やすのをためらうようになりましたわ…。ファンタジー系のRPGは興味も失せたけど、歴史上の出来事をネタにしたゲームとかで面白いものがあるようで、気にはなりつつ手を出さない。楽器だって習いたいのになあ。

 

昔の私って、いったいどうやってあんなに色んなことを楽しんでいたんだろう。逆に今はどうしてこんなに何もできないんだろう。プロレスも見に行かず、本も前ほどは読まず、ドラマも見なくなって…。催し物に参加するために遠方に遠征する事もめっきりなくなったし…。

 

さて、気を取り直して。

 

ここは読み書きにまつわるものが色々とあったような。

 

大道芸人も何人かいた。重たい水晶玉を指先でくるくる回す人や、火を噴く人など。

 

はい、楽しかった一日も、もうおしまいです…。

 

 

堪能したけど、3時間しか見られなかったのは残念。やっぱり開始時間である15時に来て、4時間じっくり見るべきでしたね。日程が合う年があればまた見に来たいわ。出し物も違うだろうし。他にもないのかなあ、年末年始にやってる中世祭り。ヨーロッパ中探したらどこかにはありそうな気もするんですがねえ。

 

これから年末年始にローマに行く人、気が向いたらこの中世祭りまで足を延ばしてみては? ローマから日帰りでも楽しめます。朝にローマから電車でブラッチャーノに来て(所要1時間)、お昼過ぎまでブラッチャーノのお城や旧市街を楽しむ。2時過ぎにタクシーで中世祭り会場に向かう(所要30分)。帰りは、タクシーに迎えに来てもらう時間を決めておけばいい。本当はせめてブラッチャーノで1泊だけでもするのがお薦めだけど。

 

野本さんのブログの、この催しに関する記事はこちら。

あの廃墟の町でスゴいものを見たー!
中世イタリアのオシゴト事情
暗黒の中世、拷問とか魔女狩りとか。
中世のレシピってけっこう美味しい

 

主催さんのフェイスブックページはこちら。メッセンジャーで問い合わせたらすぐ返事をくれた。
Presepe Vivente Monterano
 

 

迎えに来てくれていたタクシーに拾ってもらい、ブラッチャーノに戻りました。

 

パン一切れとチーズしか食べていない割にお腹が空いていなかったので、バールでシンプルにアペリティーボをいただき、ブラッチャーノ最後の夜はおしまい。

 
アペリティーボも私の憧れでした。野本さんがよくブログに書いている、食前酒とおつまみのセット。
 
ここら辺を読むともう、「わわ私もやるっアペリティーボやる!」って気持ちになっちゃうよねw
 
ところで、ついでなので翌日の朝のこともここに貼っときます。次の記事は別のことがテーマだから。
 

翌朝は、またきれいな朝焼けが見えないかなと期待して朝の散歩に出かけましたが、前日みたいな華やかな空にはなりませんでした。湖も霧に隠されるようなこともなく。(冬のいいところの一つは木の葉がないので見晴らしが良いところだね)

 

でも古い建物と群青色の空とオレンジ色の街灯は美しく、散歩は甲斐のあるものでした。

 

湖に面したおうちって、やっぱり借り賃も高いんでしょうね…。ここら辺って今もトルローニア家が地主なんでしょ? じゃあ、建物の持ち主はトルローニア家に借地料を払ってるんだよね?

 

またここか!と言われそうですが、またここです。このアングルは初めて撮ったので。大聖堂の前のテラス(19世紀に付けられたらしい)から撮ったの。ここから撮るのが一番いい。塔は入らないけど。

 

ループするロトンダ通り、左側と右側でこれだけ高低差があるの。ここから撮るとわかりやすい。

 
ブラッチャーノ旧市街、超絶めっちゃ私好みでした。私は、大きな建物が並ぶ大都会の旧市街より、こういう小さな民家がぎゅうぎゅうにくっついている旧市街が好きなの。ここは小さいと言ってもフツーに4階建てとかもあるんですが、なんとなくこじんまり感がある。今までに訪れた旧市街の上位3位の中に入りますね。1位かもしれん。
 
こんな大きなお城があって、この旧市街があって… こういう町ってイタリアにはいっぱいあるんだろうか…? だとしたら焦りにも似た感覚に襲われるよ。だって私がまだ知らないだけの素晴らしい町が沢山あるんじゃないかと思うと…。