イタリア旅行記 12:オデスカルキ城 4 | 旅中毒

旅中毒

バックパックと少しのお金とパスポートがあればいい。行けば行くほど行きたい場所が増え、人生狂って後悔なし!

2018/12/29

 

お城の入り口近くまで戻ってから、今度は別セクションに移動します。フロアプランがネット上にあればいいのに。せめて売店に英語の地図が欲しかった…。

 

この階段の幅の広さや段の低さは、馬で乗り入れることを想定しているかららしい。壁には松明を設置できるようになっている。日没後に着いたお客様が松明の明かりを頼りにここを進んでいく様子が目に浮かぶよ…。(ロケに使われているからドラマで見れるらしい)

 

振り返るとこんな風。右側の通路の奥が、さっき城壁から降りてきた場所。左の広い階段がお城の入り口に繋がっているわけ。

 

で、別セクションとはこんな風です。お客さん用の棟だったんだって。

 

これね、ホテルの元祖みたいなものだって。

 

お貴族様が旅をするとなれば家来も含めて結構な人数になる。そんじょそこらの旅籠に泊まることもできない。だから各地の有力者のおうちに厄介になるわけです。確かに、他のお城で、中世のお城の一番いい部屋が身分の高い人用のゲストルームだった、とか説明板にかいてあったりしたな。んで、オルシーニ家は豪快に、お客様用のお部屋どころかお客様用の棟を用意したわけね。近世になると部屋数が1,000を超えるような宮殿もできてくるけど、中世の城塞でこんな規模ってすごくないか。

 

と、まあ、そういうわけで、高級ホテルだったわけです。(でもお客様なら無料だったろう) ホテルに入ってみたかったけど、ここは入れなかった。

 

上の写真の左側にあるドアの奥は、お台所。だから外には大きな井戸もある。井戸の手前についている手水鉢のようなものは何かしら。ここに水をためて何かしたんだろうけど。

 

中はこんな感じ。かまどが3つあったらしいよ。さすが大きなお城だ。

 

かまど再現コーナー。

 

これは、野本さんいわく「中世のシステムキッチン」。こちらの記事「オルシーニ家のクマさんと昔のシステムキッチン」。クマの頭のところが蛇口で、個々から水が出るようになっていたの。で、右側にはコンロ(かまど)が。

 

かまどや流しの他にここに広いスペースがあるのは、ここで猪や鹿を解体したからなんですって。

 

床の地を洗い流せるよう、傾斜を付けた排水路もある。いやー、昔の武器とかよりも、こういう生活に密着した部分の方がずっとおもしろい。野本さんに解説してもらえて良かった!

 

この壺は、液体が流れ出やすくなるよう、持ち手の途中に通気口を付けてある。持ち手の中が空洞で本体と繋がってるんだね。賢い工夫だな。この壺のレプリカをギフトショップで売ればいいのに…。このお城、お土産がほとんどなかった。観光名所ではあるけど、観光客をワサワサ呼んでオルシーニ饅頭でぼろ儲け、みたいな方針ではないのね。

 

この奥の階段に上ってみたかったわ。立ち入り禁止でした。オデスカルキさんのプライベートスペースってここなのかしら。

 

この1階には、パオロとイザベッラが新婚時代に過ごしたお部屋があるそうです。日曜日なら公開されているそうですよ。前の記事でも貼ってますが、野本さんのブログ記事に写真もあります。イザベッラ・デ・メディチが本当に暮らしていた部屋

 

お台所の左側に見えているドアの奥はホールになっていて、パーティーに使えるらしい。もちろん、季節とお天気が良ければお外でもOKだ。入り口近くの元倉庫も使えるし、規模や用途によって部屋を選べるね。ここで結婚式を挙げた日本人カップルのブログも読んだよ。ググったらゼクシイとかも出てきた 笑

 

で、その左に、ここに入ってきたあの広くて段差の狭い階段があるのです。