ポルトガル旅行記 41:オビドスの朝 | 旅中毒

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2018/1/7

 

朝には水も出るのではと期待したけど残念ながら一滴も出ない。前夜と同じくペットボトルの水で歯磨きと洗顔だけ済ませました。この日は帰国の途に就く日だったので、シャワーしておきたかったんですがね。ま、リスボン空港にはシャワールームがあるから、何だったらシャワーしてから乗ってもいい。

 

せっかく早起きして時間もあることですので、最後の街歩きに出よう。カルダス・ダ・ライーニャから出たバスがオビドスを通ってリスボンに行きます。私は8時15分のに乗る。てことで、またしても朝食は諦めました。8時からだそうでして。

 

薄暗いと言っても、朝の色はやはり夕方とは違うねえ。

 

ディレイタ通りもいいけど、こういう外れた場所で寛ぐのがいいよねえ。

 

ポルタ・ダ・ヴィーリャから入った眺め。雲がきれい!

 

城壁の外側。東側はこのようにライトアップされております。

 

こういう小さい門もあった、そう言えば。

 

さあ、明け切った。

 

洗礼者サン・ジョアン教会と南端の見張り塔。まだライトアップが続いているね。

 

これは城壁の外にあったカフェのドア。パンが取っ手に掛けてあるのが面白くて撮っておきました。パン屋さんが朝配達に来て、こうして置いていくんだな。

 

そして、水道橋。

 

水道橋は1573年ごろ、ジョアン3世の妃だったカタリナ・デ・アウストリアにより建てられました。代々の王妃は領主としてオビドスの町を発展させる義務を負っていましたので、カタリナ妃は安定した水供給システムを町に提供したのですね。資金捻出のため、カタリナ妃はオビドス周辺に持っていた土地を一部売却したそうです。

 

もともとここにはローマ時代の水道橋があったんだって。全長6キロあり、地上で水道橋になっているのが3キロと、地中部分が3キロ。水源はオビドスの南にあるウセイラと言う町で、オビドスのサンタマリア広場まで水を引いていました。ウセイラをググってみたら緑色のきれいな水に石橋のかかった写真が見つかったけど、地図で見るかぎり川があるようには見えないので、泉でもあるんですかね…?

 

今は、水道橋の北の端は、ポルタ・ダ・ヴィーリャの手前で途切れている。ちなみにこの写真の左端の階段を降りるとバス停があります。

 

昔は城壁内のサンタマリア広場まで水道橋が伸びていたんだって。

 

 

前日の雨は残念と言えば残念でしたが、雲があるからこそ見れる美しい光景もあるね。

 

ここがバス停です。私が昨日降りたところ。同じ場所からバスが出ます。リスボンへは1時間。