チェコ旅行記 37 : チェスキー・クルムロフ 夜のお散歩 | 旅中毒

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バックパックと少しのお金とパスポートがあればいい。行けば行くほど行きたい場所が増え、人生狂って後悔なし!

2015/12/29

 

鯉チップスを食べた後は宿に戻りました。実はこの時、ちょっと体が冷えておりまして。私は帽子代わりにネックウォーマーを頭に巻いていたんですが、前の晩に洗濯してましてね。朝、ちょっとまだ湿ってる気がしたので置いて出た。パーカーやジャケットのフードがあるからいいやと思って。でもフードってどうも邪魔に感じられてさー。途中から生アタマむき出しで歩き回ってたの。

 

でも夕方になってさすがにつらくなってきたので、頭をもっと防寒せねばと一旦宿に戻ったら、暖かい室内で体がほてり始めた。これって何度か経験がある。体が冷え切ってた時特有のほてりなんだ。体の芯は冷たいのに肌だけほてる感じ。これは私には危険な兆候。放置すると体調を崩す。なので慌てて熱めのシャワーを浴びて体を温めました。本当はお湯に浸かれるといいんだけどねえ。その後、しばらくベッドで布団にくるまって体を元に戻しました。

 

もう大丈夫だなと思えた時点で再度お散歩に出発。真冬なので日が落ちるのも早くて外は真っ暗です。と言ってもまだ時間も早いから、観光客は結構歩き回ってるよ。何しろ観光地ですからねえ。

 

朝にも見た、ホルニー通りの写真スポット。

 

同じ場所、同じ通りでも、印象が全然違うの。

 

石畳の古い町とオレンジ色の街灯って大好き。右側の写真は、ラトラーン通りからお城に行く近道だ。

  

 

 

昼間にも気になっていたバー。お昼はもちろん閉まってたんだけど、今は賑やか。元は薬局だったんだって。内装も、薬棚を酒棚として活用していて面白い。歴史的建造物なので外壁に説明文も書いてある。せっかくだから入ってみたよ。

 

 

普通のお店は早々にしまっちゃうので、夜も更けてくると観光客が行くところってバーくらいしかないのよね。そんなせいもあるのか、繁盛していました。でもカウンターに席を確保。「ここのオリジナルのものを」と注文して作ってもらった、バジルグランデというカクテル。美味しかった!

 

その次に飲んだのはグァバを使ったカクテル、次が…なんだったっけw スタンダードなのも飲んでおこうと頼んだはずだけど。3杯のお酒をゆっくり時間をかけて楽しみました。

  

 

観光客に人気のお店らしい。バーテンさんは2人いて、うち1人がマスターらしかった。マスターがシェイカーの準備をしているのを何となく目の端の留めていたら、マスターが若いバーテンに声をかけて、若いのが振り返ったとたんにシェイカーをポイッと放り投げた。ウワッと驚いた表情で受け取った若いの、しかし次の瞬間には2人が向かい合わせになってシェイカーを振り始めた! この演出にお客さん大喜び。きっと、マスターに突然シェイカーを投げられたらコレをやるって決まってるんだね。

 

このバーは、お城の赤門と呼ばれるラトラーン通りに面した門を出た、すぐの場所にある。てことで、バーを出た後は夜のお城にも行ってみます。

 

昼には人間の入っていない写真を撮りたければ長いこと待たなきゃいけなかったお城も、夜なら簡単に建物だけの写真を撮れます。もちろん、夜にも何人も観光客がお城を楽しみに来ているけど、昼とは人口密度がまるで違う。

 

上の写真の真ん中の建物の入り口からこの通路を通って第3の中庭へと進む。

 

第3の中庭もホントに静か。

 

第4の中庭からさらに奥へ…

 

昼に見た時は新しすぎてちょっと味気なく感じたこの部分も、夜はなかなか。

 

 

昼間は観光客で埋め尽くされていたこの場所も、今は私だけのものだ。

 

 

 

町はもう眠っている…。(人はたぶん起きてるけど)

 

 

いつまでもとどまりたい気分でしたが、帰らないとね。あんまり遅くなると人も減るだろうし、そうなったらさすがに不用心だろうし。

 

 

 

 

古いお城。ほのかな灯りと、それが作り出す黒々とした影。昼にはいなかったものたちが、夜にはきっと出てきていた。私は気づけなかったけど、きっといたよ。

 

手袋を失っていることに、お城にいる時に気づいた。アホ…。もしかしたらと思ってバーに戻ってみる…。「あれ?」って顔をするマスター。私が座っていた席はまだ空いていて、その下にしゃがみ込む私。そして手袋を両手でかざしつつ起き上がった私を見て、マスターは「ああ、そういうことか」という表情で笑っていました。

 

そのままおとなしく宿に帰ればいいものを、悪い癖で「違う道を通って帰ろうっと」とやったところ、行きたい方向に曲がってくれる道が全然なくて、想定外の場所に出たわw 最初にこの町に入ってきた時の辺りね。あの時は橋の上から見たんだけど、その下辺り。興味深い建物も見れて面白かった… けど、えらい回り道をしてもうた。

 

 

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