ツアー内人間観察 6 ザ・プロフェッショナル-2 | 旅中毒

旅中毒

バックパックと少しのお金とパスポートがあればいい。行けば行くほど行きたい場所が増え、人生狂って後悔なし!

あのロシアツアーにおきましては、サンクトペテルブルクとモスクワでそれぞれローカルガイドがつきました。モスクワのガイドさんは、あまり記憶にない…。だって私モスクワ観光してないも同然なんですもの。地下鉄に乗ったくらいか。


サンクトペテルブルクのガイドさんは、もう、生き字引のような人でした。バスの中からただ町を見て他の参加者ににふと「あの建物きれいね」 と言っただけですぐにその建物の名前から略歴から、おみごとな日本語でだーっと教えてくれるのです。そんなことが何度もありました。


こんな ↓ 会話ももちろんありましたが。
「あのきれいな青い建物は何ですか?」

「わかりません。特に有名な建物ではありません」


これに答がなかったのは彼女の知識不足ではなく、単に質問の対象が、質問が出ることを想定するほどの建物ではなかったということだと、すんなり納得できる。あれだけ何でも知っていれば、たまに知らないことがあったって堂々としていられますよ。 社会人として見習うべきポイントだと思ったものです。筋金入りのプロって、素晴らしい。


生活について質問しても、まあ現地人なので不思議じゃないのかもしれないけど、歴史や政治経済のことなども織り交ぜて面白い情報を次々に与えてくれる。


なんと言いますか…


観光名所の説明だけなら、極端な話、解説書があればいいという言い方もできますよね。彼女はそんなんじゃなくて、ロシアやサンクトペテルブルクを紹介しているんだと思えました。


そして、客に対する責任感も持ち合わせている人でした。添乗員さんが、観劇の前に時間があるからと、劇場内で待つのではなく自由時間にしてくれた時、そこで仕事を終えて帰宅するばかりになっていたガイドさんが不安そうにしたのです。賑やかな町中とは言え夜のこと。個人行動をして何かあったら、道に迷いでもして開幕までに戻れなかったら、と心配してくれたのでしょう。


そりゃ、もしかしたら、トラブルがあったらガイドにも累が及ぶというような、そういう心配だってあったかもしれません。でも、彼女を見ていれば、彼女が我々に犯罪の被害に遭ったりせず安全に楽しんでほしいと思っているのは伝わってきました。そう、彼女はお母さんのように心配してくれていたのです。


そこで添乗員さんが我々に言いました。

「皆さん、改めて、注意事項を守って気をつけて行ってきてください。

 そして時間までには必ず戻ると約束してください。

 でないと彼女が安心して家に帰れませんよ」


結果、誰も何も問題に遭遇せず楽しい時間を過ごして帰ってきました。ただ心配してもらった暖かさだけをもらうことができたようなものです。


もひとつ、ドライバーもいい人でしたよ! バスに缶詰にされてあちこち運ばれている私たちが、さかんに車窓越しに風景や建物の写真を撮るので、彼は窓をきれいに掃除しておいてくれるようになったのです。最初にそれを聞かされた時には皆、拍手喝采。 一人のおじさん (アル中の人じゃありませんよ) が日本から持ってきていたワンカップ大関を「日本のウォッカだ、飲んでくれ」 と渡したのを皮切りに、皆が一斉に、これ日本のお土産だから!と色々な物をプレゼントしていました。皆さん、あれこれ持ってきてるもんなんですね。




 よろしければポチッとお願いします
にほんブログ村 旅行ブログ 海外一人旅へ   人気ブログランキングへ
 にほんブログ村へ   人気ブログランキングへ