スロヴェニアの首都ルブリャーナにおいて、
夏休み期間だけ開放される学生寮に泊まっていた時のことです。
寮ではネットが無料で使えました。
建物の入口を入ったところ、受付の前にPCが2台置いてあって、
それを順番に使うのです。
当然、使いたい人が列をなすことになります。
ですので、PCが置いてある場所の壁には
「混雑時は1人15分に制限してください」 と貼り紙してありました。
ある日の夕方、私が翌日訪れたい洞窟に関して調べたくて
PCを使いに行きますと、既に列ができていました。
どうも使用者の回転が悪い。
と言いますのも、片方のPCを、カップルが占拠しているのです。
体の大きな男の子の腿の上に女の子が座り、
お互いの体に腕を回し合って、髪をいじったり頬ずりしたり、
画面を覗き込んではくすくす笑ったりキスしたり、
それを延々と続けている。
15分どころの騒ぎではありません。
私はパンフレット類を調べながら待っていたので
別に時間がかかっても気にならなかったのですが、
待っている人の中には、明らかにイライラしている人もいました。
貼り紙を指しながら隣に立っている人と 「15分だろ」 と囁き合う人も。
よく日本人はこういう時に遠慮して何も言えないと言いますが、
結構どこの国の人も似たようなもんらしくて、誰も何も言いません。
もう片方のPCを、全員が必要最小限と思われる時間だけ使って、
慌ただしく次の人に順番を回していきました。
自分の順番が回ってきた時、私はPCの前に座りながら、
隣に座っているそのカップルに向かって
「待ってる人がいるから、15分で、ね?」 と言って
貼り紙を指さしました。
こういう場合、自分のために 「どけ」 とは言いにくくても、
他人のためなら言いやすいものですな。
カップルはギョッとして背後を振り返り、列ができているのを見て
「ごめんなさい!!」
大きな声で謝って、大慌てで席を立ちました。
悪い子たちじゃなかったのよね。
きっと、使い始めた時には誰も並んでいなかったんでしょう。
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