クリスマスにはミラ・ジョボビッチを見たいだけ見ようと思い、Amazonで「Resident Evil」6作品のセットをまとめて購入しておいた。ミラがデビューしたのはブルース・ウィリスの映画「The Fifth Element」だったが、その時ミラは19歳だった(本当は17歳だったんじゃ?)。記憶によれば、たしか薄い紙か布だけが体に巻かれた状態で、英語もしゃべれない彼女が主人公の車に転がり込んできて、ほとんど裸同然であった。

 

ウクライナには美女が多い。ミラもやはりウクライナのKyiv出身である。「Resident Evil」でも、ホルマリンか生理的食塩水か何か、透明な液体の中で、裸で培養されていた。コンマ何秒かだが、OPが先端まで見えるシーンもあり、なんだか嬉しかった。

 

Amazon Prime(米国版)には「Bewitched(奥様は魔女)」と「Columbo(刑事コロンボ)」もアップされていることに気づいたので、さっそく一本ずつ見てみた。現在のように人種の多様性を重んじる風潮はなく、私が子供の頃~若い頃によく見ていた両作品は、登場人物がほとんど白人ばかりであった。「魔女」では、一回60分の作品中、30分くらい、サマンサはダーリンにキスしている。サマンサのお母さんが出てきて二人でかけ合いになるが、初期のダーリンにはお義母さんの姿が見えなかったかも知れない。

 

刑事コロンボは犯人に何回も執拗に質問を繰り返して追い詰めてゆくが、彼は新しい場所に着くと必ず葉巻に火を付け、登場している場面では100%、喫煙している。これは、煙草を毛嫌いする現代の環境では、もう目にすることのできない作品である。コロンボは年配の刑事という印象があったが、第1シーズンのコロンボは実に若い。若いのにあの「むさ苦しい」演技だったので、当時は非常に話題になっていた。

 

Amazonには「Lone Wolf and Cub(子連れ狼)」もアップされていた。拝一刀役の萬屋錦之介って、いわゆる大御所の俳優さんだったのね。私は、映画「太秦ライムライト」の山本千尋を見て、好きになっていたが、最近見た「今際の国のアリス」にも千尋ちゃんが出ていて、その美しさに圧倒された。

 

映画は一本ヒットが出ると、同じシリーズで3部作が出来るが、そういう新しい工夫の出ないやり方をやっていては経済が停滞する。やはり映画は一作一作に工夫を凝らして作ってくれなければいけない。