【2024年7月3日(水)】 天候∶晴


AM3:30 起床。一晩中強風が吹き荒れ、森がざわめいてうるさい夜でした。クッチャロ湖の湖面もシケていました。風は強いものの気温は朝から18℃程あり、寒くは無いです。AM5:00 本日の目的地である、北海道宗谷郡猿払村を目指して出発です。


今朝も「道の駅北オホーツクはまとんべつ」に寄りました。「ヒグマ目撃情報」があり、昨日通ったルートに先月末、結構出没していた様でした。遭遇しなくて良かったです。

今日は国道238号線を北上しますが、ベニア原生花園に行きたいので一旦国道を離れます。道は途中からダートコースとなりました。

歩いていたら、後ろから来た車が停まってドライバーさんが話しかけて来ました。重機のオペさんで、熊が海の水を飲みに来るから気をつけろとのことでした。熊も熱中症予防の塩分補給をするのでしょうか? オペさんからお茶をいただいてしまいました。後から自分にお茶をくれてしまって、オペさんが熱中症にならないか、心配になりました。

北オホーツク道立自然公園・ベニヤ原生花園に到着しました。ここはハマナスとエゾニュウの楽園でした。 


 ハマナスの他、オレンジや黄色の小さな花が沢山咲いていました。 正に原生花園という感じです。   
                                                                                                                                                                                                                              一旦国道に戻り、今度は猿払村道エサヌカ線を進むことにします。立派な標識が出ている所からすると、観光コースとなっている様です。

育成牧場でしょうか? 広大な牧草地に牛が放牧されていました。

猿払村道エサヌカ線の直線部分に来ました。8kmあります。ライダー憧れの道と思われます。


またまた車が停まって、広島から来たというご夫婦が話しかけて来ました。この道を歩いている人がいてビックリしたそうです。道路以外に何も無い景色に感動されておりました。

長いです。なかなか景色が変わりません。バイクが何台も通過して行きますが、乗用車の方が多い様に感じました。


エサヌカ線はまだまだ続きますが、やっと直線部分の終わりまで来ました。ロールベールサイレージが二段重ねになっていると、だるま落としみたいです。

岩見沢から来たアウトドアマンの清水さんにお会いしました。ここで徒歩ダーに会えるとは思いませんでした。清水さんも熊鈴、熊撃退スプレー着装でした。以前、北見枝幸の道の駅の近くで、エゾヒグマと20mの距離で対峙したことがあるそうです。にらめっこが続いた結果、クマは消えて行ったそうです。恐ろしいです。


牧草地帯に肥料を散布している光景を見ました。牧場がある訳でも無いのに、歩いていて臭い匂いが漂って来るのはこれのせいでした。

路側帯に所々ハマナスが咲いていますが、バラ科の低木樹の為トゲがあって、足首に当たると痛いです。

猿払電話中継所跡。昭和9年に北海道と樺太を結ぶ海底ケーブル(左側の筒)が開通し、猿払村がその中継所となったそうです。戦前に海底ケーブルが設置されていたとは驚きです。

「皆さん  これが最後です  さようなら  さようなら」。終戦の5日後、樺太・真岡(もおか)にソ連軍が上陸し、真岡の電話交換手の女性9人が集団自決をした悲し歴史がありますが、冒頭の言葉を中継したのがこの地だったとのことです。オホーツクの海に向かって合掌しました。

PM0:00、25km歩いた所の、廃校となった浜猿払小学校で昼食休憩をとらせていただきました。開校百年でその歴史を閉じた様でした。
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                    
猿払パーキングシェルター。風雪の激しいこのエリアでの車の避難所です。トイレと自販機がありました。  


本日のゴールの手前3kmの所で、とうとう旅の終着点の宗谷岬までの距離表示が出ました。明日31km歩けば、日本縦断徒歩の旅はお終いです。     

   

今日は北海道宗谷郡猿払村までやって来ました。PM2:30 本日の宿泊先である「さるふつ公園キャンプ場」に無事到着しました。


今日も昨日の様な賑わいかと思っていましたが、キャンパーはまばらでした。噂には聞いていましたが物凄い風です。テントごと吹っ飛ばされそうです。奥のオレンジ色のテントのライダーさんは、バイクが習志野ナンバーで船橋の方でした。

風呂はキャンプ場の隣りの「ホテルさるふつ」の「憩いの湯」を利用し、夕食はホテルのレストランで「さるふつ定食(ご飯大盛り)」を注文しました。ホタテのクリームシチュー焼き、ホタテのバター焼き、ホタテの刺身、旨かったです。


村内4つの川全てでイトウが釣れるそうです。ホテルさるふつオリジナルミノーの「猿払シラウオ」!限定商品だそうです。ホテルでミノー、面白いです。

明日は北海道稚内市・日本最北端の宗谷岬まで行きます。


【本日の歩行ルート】


【本日の歩行距離】

 ・35.5 km


【108日目迄の総歩行距離】

 ・3,973.6 km  (1日平均(実働)∶38.5 km)


【本日の支出】

 ・麦茶 ¥120

 ・昼食 コンビニ  ¥626

 ・夕食 さるふつ定食(ご飯大盛り)  ¥1,890

 ・朝食 親子丼(テイクアウト) ¥900

 ・さるふつ公園キャンプ場 ¥400

 ・さるふつ憩いの湯 ¥450

 ・合計 ¥4,386


【108日目迄の総支出】

 ・¥854,488 (1日平均∶¥7,911)


【現在自分がいるのは北海道のこのあたり】