【2024年6月19日(水)】 天候∶晴


AM3:30 起床。朝から晴れました。その代わり朝露が凄くてテントがビショビショです。テントが濡れているとその分重くなってしまいますが、乾かしている余裕も無いので、準備を整え、AM5:00 本日の目的地である伊達市に向けて出発です。


礼文華海岸は昨日よりも綺麗に見えました。

噴火湾(内浦湾)の向こうには、北海道駒ヶ岳が綺麗にみえました。

「大自然の中で原始時代にカムバック」がキャッチフレーズの大岸シーサイドキャンプ場。自分が泊まったキャンプ場のすぐそばにありました。こちらの利用料金は¥500で、5組ほどがテントを張っていました。

今日も長さが短いもののトンネルが多いです。「チャストンネル」。アイヌ語?だと思いますが、面白い名前です。

峠道を越えると洞爺湖町の町並みが見えて来ました。峠で台湾人のチャリダーとお互い通じない言葉で話しをしていたら、カントリーサインを見逃してしまいました。

峠を降りて来ると、虻田漁港がありました。綺麗な漁港です。

再び駒ヶ岳。函館側から見る駒ヶ岳の方が美しいですが、裏側も綺麗です。

世界文化遺産に登録された、北海道・北東北の縄文遺跡群の一つである入江・高砂貝塚。その展示施設に寄って見ました。


高砂貝塚から出土された土偶がありました。指人形の様な小ささでしたが、土偶でした。

入江式土器。ヘラ状の工具で描かれた文様が特徴だそうです。

縄文時代の釣針。アウトバーブの返しがある所が凄いです。

回転式離頭銛。銛を獲物に突き刺すと、先端(銛頭)が外れて獲物の中に残り、銛頭に結ばれた綱を引くと、銛頭が獲物の体内で90°回転して抜けなくなるそうです。縄文時代にこの様な物があったことに驚きます。アイヌの鮭用銛であるマレクの原型という感じがします。

出土された動物、魚の骨の化石の数々。トド、オットセイ、アシカ、イルカ、マグロ、サメ、タラ、スズキ、アイナメ、ニシン、カサゴ、カジカ、ヒラメ、カレイその他色々。骨で種類がわかる所が凄いです。

AM11:00、22km歩いた所の「道の駅あぷた」のレストランで昼食休憩です。「大盛り帆立カレー」を注文しました。帆立はフライが2個分とルーの中に3個入っていました。カレーは普通のカレーで、全体的に感動はありませんでした。

蝦夷三官寺というのがあり、それは厚岸の国泰寺、様似の等澍院、そしてここ有珠の善光寺となります。蝦夷地最古の寺院だそうです。北海道で瓦屋根は珍しいですが、茅葺き屋根はもっと珍しいと思います。交通安全を祈願しました。

有珠山がちチラっと見えました。昭和52年に噴火した際、当時住んでいた札幌の自宅まで火山灰が風に乗って飛んで来たのを思い出しました。


今日は北海道伊達市までやって来ました。PM3:00 本日の宿泊先である「錦旅館」に無事到着しました。

部屋は和室の6畳間でした。風呂、トイレ、洗面所は共同で、洗濯は無料でした。

先日休みの際、予約を入れていなかった道北地方の宿の予約をしてみたら、軒並み「満室です。」と断られてしまいました。平日なら予約が出来るだろうと油断してました。7月ともなれば北海道は夏の観光シーズン。迂闊でした。でも何とか寝る場所は確保出来、ゴールまで野宿は回避出来そうです。

明日は白老郡白老町まで行きます。

【本日の歩行ルート】


【本日の歩行距離】

 ・33.8 km


【94日目迄の総歩行距離】

 ・3,449.3 km  (1日平均(実働)∶38.7 km)


【本日の支出】 

 ・麦茶 ¥120

 ・入江・高砂貝塚館 ¥0

 ・昼食 大盛り帆立カレー ¥1,400

 ・夕食、朝食 コンビニ ¥1,994

 ・錦旅館 ¥5,000

 ・合計 ¥8,514


【94日目迄の総支出】

 ・¥752,991 (1日平均∶¥8,010)


【現在自分がいるのは北海道のこのあたり】