【2024年6月16日(日)】 天候∶曇り後雨


AM3:30 起床。今回泊まった宿は、高齢の女将さんが一人で切り盛りする宿でした。息子さんが3人いるそうですが、誰も後を継がないと言っているそうで、体もしんどいのでもう辞めたいと言っていました。準備を整え、AM4:40 本日の目的地である寿都(すっつ)郡黒松内町を目指して出発です。


朝焼けは天候が下り坂の前触れ。午後からは雨予報となっている為、雨が降り出す前に宿へたどり着きたいので、頑張って歩くことにします。


ヤマト水産さんの看板。分かりやすい上手な絵です。魚の漢字が覚えられて良いです。

本目(ほんめ)岬灯台。うろこ雲(?)が広がっていて、秋の空の様でした。

早朝からルアーマンの姿がありました。何を狙っているのでしょう? よく足場の悪い所に行けるものです。自分は足場が不安定な場所での釣りは、落ち着いて出来ないのでやりません。

道端にはカラスの仕業と思われるウニの殻がよく転がっていますが、カラスがウニをくわえているのを初めて見ました。クルミを車に潰させている姿を昨年見ましたが、ウニを車に潰させた痕跡も見かけました。

またルアーマンの姿がありました。どうやってあの場所まで行ったんでしょう? 日本海を拝めるのもこれが最後です。

長い間歩いた追分ソーランラインの国道229号線ともここでお別れです。これから東進する為、道道523号線・美川黒松内線に入ります。

山菜採りをする方への注意の看板がありました。毎年山菜採りで遭難するケースが多発しているそうです。

「山菜採りよりも大切な命」。ごもっともです。

「気をつけろ!竹の子採りで死亡6人」。この辺りではクマに襲われる死亡事故では無く、遭難という自爆行為による死亡事故が発生している模様です。

月越第1シェルターが見えて来ました。この辺りは豪雪地帯に加えて風も強い地域で、その為にシェルターが設置されているとのことです。

シェルターの中はこんな感じでした。

月越第2シェルターが峠道の頂きだった様で、それを越えると霧に包まれました。山菜採りをしていて霧に包まれた時のことを考えると怖ろしいです。

峠を越えて歩を進めると、本日の目的地である黒松内町に入りました。カントリーサインは北限のブナ林とアカゲラでした。

黒松内町の市街地と、宿への道の分岐点に来ました。すっかり霧は晴れました。「クリーンボックス」と称されるゴミ置場が可愛いです。

宿の手前の川では、外国人観光客の親子が釣りをしていました。何を釣っているのでしょう?

今日は寿都郡黒松内町までやって来ました。AM10:30 本日の宿泊先である民泊「ファームイン冨田」に無事到着しました。昨年もこちらでお世話になりました。かなり早い時間ですが、今日の行程はこれにて終了です。雨が降り出す前に到着出来て良かったです。

先程の川で釣りをしていたのはシンガポールから来た親子の旅行客でした。ツアーのプランで釣りをしていたらしく、同じ宿で昼食の予約をしていた様です。ツアーガイドさんはカメラマンで、戦地の様子やF1レースの模様を伝えているとのことでした。

唯一男の子が釣り上げたウグイが天ぷらになりました。本当はヤマメを狙っていて、それを天ぷらにして食べる予定だったそうです。男の子にウグイの味をきくのを忘れてしまいました。

昼食は、ジンギスカンと天ぷらとポテトサラダにご飯と味噌汁でした。男の子がエビの天ぷらが美味しかったと絶賛していたそうです。

PM5:00 宿の親爺さんと女将さんとで、黒松内温泉ぶなの森に行きました。温泉はヌルヌルしていて、肌がスベスベになる感じでした。

昨年のプロ野球ドラフト会議で広島東洋カープが3位で指名した滝田一希投手は、地元黒松内町の出身でした。知りませんでした。

晩ご飯は、カスベ(エイ)の煮付け、ホタテのマリネ、蛸と甘海老の刺身他、追加で色々出していただきました。カスベの煮付けはなまら美味しかったです。あと仙台以来、久しぶりにビールを飲みました。

北海道に上陸後のルートにおいては、太平洋側の函館〜長万部間は2回歩いているので、今回は日本海側周りとしました。さすがにに北海道は広く、同じ地点に来るまで昨年より4日も多くかかってしまいました。

明日は宮城県仙台市で休んで以来の休みにします。

【本日の歩行ルート】


【本日の歩行距離】

 ・25.3 km


【91日目迄の総歩行距離】

 ・3,376.7 km  (1日平均(実働)∶38.8 km)


【本日の支出】 

 ・昼食 ジンギスカン定食 ¥?

 ・黒松内温泉ぶなの森 ¥?

 ・ファームイン冨田(2食付)? 多分¥5,000

 ・ビール代 ¥?

 ・合計 ¥5,000


【91日目迄の総支出】

 ・¥734,764 (1日平均∶¥8,074)


【現在自分がいるのは北海道のこのあたり】