【2024年6月6日(木)】 天候∶晴


AM3:30 起床。自分が好きな八甲田山の物語の内、弘前三十一連隊の足跡を辿る為、昨年は陸上自衛隊弘前駐屯地を訪問しましたが、今日は弘前三十一連隊が歩いた雪中行軍ルートである、旧三本木( 現十和田市 )、熊ノ沢、増沢を進みます。AM4:45 本日の目的地である八甲田山東山麓を目指して出発です。


今日も朝から晴れてテンションが上がります。快晴、無風で気持ちが良いです。

今日の道中に飲食店はありません。よって昼ご飯はコンビニで調達です。ここを逃すともうコンビニもありません。 と、なるはずが、この先まだ3軒もコンビニがありました。どうも下調べが上手く行っていない様です。

奥入瀬川を渡りました。十和田湖からの流れがここへ通じている様です。綺麗な川です。

中里隧道という川が流れるトンネルがありました。トンネルの上にはヤギがいました。

東道旌表碑(とうどうせいひょうひ)。弘前三十一連隊の雪中行軍隊を先導した当地の道案内人七名の功績を称えたもので、案内人は終始先頭に立ち、猛吹雪の中雪をかき分け、三日間一睡もせず青森に到達し、一人の犠牲者も出さなかったとのことです。数少ない弘前三十一連隊が歩いた足跡を見つけられて良かったです。

AM8:50、15km歩いた所の中沢酒店さんの前で休憩させていただきました。店の中を覗いてみると面白いものがありました。

レトロな看板が沢山ありました。店主の趣味だそうです。室内にあるので状態が非常に良いです。高く売れそうなものばかりです。

コカ・コーラの古いビンが数種類ありました。空ビンだけでは無く、中身入りがある所が凄いです。カルピスの絵は子供の頃怖かったです。

「パイゲンC」の看板は珍しいのではないか? と思います。明治乳業の乳酸菌飲料でした。

AM10:30、永久保存林設定記念碑の裏側で昼食休憩をとらせていただきました。外でおにぎりを食べたら小学生の頃の遠足を思い出しました。昼食後、熊鈴のスイッチをオンにして再出発です。

熊ノ沢川で釣りをする親爺さんに会いました。イワナを釣るそうで、エサはカゲロウの幼虫だそうです。自分も釣りたくなりました。

青森へ抜ける県道40号線は、ず〜っと長い上り坂でした。熊が出そうな山道ですが、結構車が通るので、熊出没の抑止になって助かりました。

道路をエゾハルゼミが何度も歩いていました。「エゾ」と付きますが内地にもいます。小さいのに結構鳴き声はうるさいです。

ずっとなだらかな傾斜でしたが、終盤は9%と結構急な坂になりました。頑張りどころです。

八甲田連峰が見えて来ました。八甲田という山は無く、18の山が集まって八甲田連峰となります。まだ結構残雪がありました。

砂漠の中のオアシスの様に、「やすらぎの駐車帯」というのがありました。道中、休憩場所といえるものは、ここが最初で最後でした。

八甲田連峰が間近に迫って来ました。田代平という高原の為、風が吹くとちょっと寒くなって来ました。

今日は八甲田山東山麓、田代平高原までやって来ました。PM2:00 本日の宿泊先である「又兵衛の茶屋」に無事到着しました。峠の茶屋的な所で、天然温泉の宿泊施設を併設しています。

お店の中に入ると、ネマガリダケが沢山ありました。青森や北海道では、タケノコと言えばこれとなります。

今晩は久しぶりに夕食付きにしました。PM6:30 夕食開場へ移動です。

青森県らしい装飾が沢山ありました。

最初にツブ貝、ウドの酢漬け、鯛と先程のタケノコ(ネマガリダケ)の煮付け。

続いてここの茶屋の名物の味噌おでんと女将からのサービスの野菜サラダ。

続いて、コシアブラ、タラの芽、ネマガリダケ、海老の天ぷら。その後、牛スジとご飯と味噌汁が出て来ました。腹一杯になってしまいました。

たまには宿で夕食を食べるのもいいものだと思いました。宿には柴犬がいました。一人(一匹)で散歩に行って、一人(一匹)で帰って来ていました。

今日は行程の2/3が登山で、歩く距離は短かったものの、結構疲れました。

明日は青森県青森市まで行きます。


【本日の歩行ルート】


【本日の歩行距離】

 ・33.6 km


【81日目迄の総歩行距離】

 ・2,996.6 km  (1日平均(実働)∶38.9 km)


【本日の支出】 

 ・麦茶 ¥150

 ・飴 ¥108 

 ・昼食、朝食 コンビニ ¥1,040

 ・コーヒー ¥300

 ・天然温泉 又兵衛の茶屋(夕食付) ¥7,700

 ・合計 ¥9,298


【81日目迄の総支出】

 ・¥659,090 (1日平均∶¥8,136)


【現在自分がいるのは東北地方のこのあたり】