【2024年6月2日(日)】 天候∶曇り時々雨


AM3:30 起床。今回泊まった民宿治郎兵衛家では、定期的に恐山のイタコが来て、口寄せを行うイベントが行われている様でした。部屋を出た所の廊下にそれを紹介するポスターが貼られていて、宇宙人の顔が夜中怖くて仕方ありませんでした。

AM4:30 本日の目的地である岩手県下閉伊郡田野畑村を目指して出発です。


「みちのく潮風トレイル」の支援をされている方。昨日もお会いし、色々と親切にして下さいました。ありがとうございました。

村の方々が、日曜日の早朝から防犯パトロールをされていました。ご苦労様です。

津波遺構「たろう観光ホテル」。高さ17mを超える津波の被害を受け4階まで浸水。2階までは柱を残して流出した模様です。


民間の建物ですが、後世に伝える為、宮古市が取得して「津波遺構」として保存整備工事を行ったとのことです。

構造はS造で外壁はALCでした。よって1、2階は津波の直撃を受け、ALCが粉々になったものと思われます。

名勝熊の鼻。どれが熊の鼻なのか? 良く分かりませんでした。

AM11:00、24km歩いた所の「浜の駅おもと愛土館」で昼食休憩です。「本日の海鮮丼」を注文しました。マグロ、ヒラメ、アイナメ、サワラ、カワハギ、タコ、イクラ、ママス、マダイ、ヒラマサ、ホウボウ、イシモチ、スズキの13品で、2切ずつあってボリューム満点でした。食べている内に、何が何だかわからなくなりました。ママスとはサクラマスのことだそうです。


水門の上に巨大な三陸鉄道の列車? がありました。



宿泊先へ向かう途中、鬼の洗濯板の様な地形がありました。

 震災遺構明戸海岸防潮堤。高さ9mの明戸海岸防潮堤は、震災の際17m超の大津波により破壊されたとのことです。


今日は岩手県下閉伊郡田野畑村までやって来ました。PM4:50 本日の宿泊先である「明戸キャンプ場」に無事到着しました。今晩は雨の為、自分一人だと思ったら、なんともう一組いました。「みちのく潮風トレイル」に参加している、若いアメリカ人夫婦でした。外国人の参加者が多いと聞いていましたが、本当でした。日本語が通じないので会話に苦労しました。

キャンプ場へ来る途中、ニホンツキノワグマを見ました。小さめな個体でした。前方の道路を横切り、歩道の上でクルクルした後、藪の中に消えて行きました。あれがエゾヒグマだったらと思うとゾッとしました。

明日は岩手県久慈市まで行きます。


【本日の歩行ルート】


【本日の歩行距離】

 ・45.9 km


【77日目迄の総歩行距離】

 ・2,830.7 km  (1日平均(実働)∶38.7 km)


【本日の支出】 

 ・麦茶 ¥130

 ・昼食 本日の海鮮丼  ¥1,500

 ・夕食、朝食 コンビニ ¥1,345

 ・明戸キャンプ場 ¥800

 ・合計 ¥3,775


【77日目迄の総支出】

 ・¥623,874 (1日平均∶¥8,102)


【現在自分がいるのは東北地方のこのあたり】