【2024年5月29日(水)】 天候∶曇り後晴


AM3:30 起床。昨日降り続いた雨は未明に上がり、今日は徒歩日和となりそうです。AM4:45 本日の目的地である、岩手県大船渡市を目指して出発です。


Google mapでは昨日の様に通れない道を案内されたり、近い道があるのに遠回りの道を案内されることがあります。今日の最初のポイントまでGoogle mapだと17km、自分が行きたい道だと11km。6kmの差はデカいです。バイパスや高規格道路がルートにあると歩行者NGの場合がありますが、自分を信じて国道45号線の気仙沼バイパスを進むことにします。


ヒヤヒヤしながら進みましたが、気仙沼バイパスは問題無く通れました。峠道を超えると、この旅24都府県目となる岩手県の陸前高田市に入りました。宮城県の皆様、大変お世話になりました。ありがとうございました。

震災遺構気仙中学校。児童全員、高台に避難して無事だったそうです。津波で3階建の校舎は水没。裏側にあった体育館は流されたそうです。

津波が襲来した時の写真がありました。

屋上に「津波ここまで 14.2m」とあります。屋上に避難していたらアウトでした。

震災遺構陸前高田ユースホステル。震災当日は休館中だった為無人だったそうです。砂地だった地盤が大きくえぐられて建物が折れ曲がる様に破壊されたとのことです。エアコンの室外機がぶら下がっているのが生々しいです。

震災遺構奇跡の一本松。高田松原にあった7万本の松林の中で津波に耐えて奇跡的に残った一本松。復興のシンボルでしたが、2012年5月枯死が確認され、人工樹としての処理が施されたとのことです。

高田松原復興祈念公園。献花台の前で広田湾に向かって合掌しました。

東日本大震災伝承館(いわてTSUNAMIメモリアル)。道の駅に併設された施設で、入館料は無料でした。中に入ってみます。

津波に押し流された消防車。地震発生後、住民の避難指示に奔走。津波により山際まで押し流された状態で見つかったとのことです。

流出した気仙大橋。橋桁部分と思われます。

津波によって破壊されたバス停、駅名表示板、道路標識などがありました。

震災遺構タピック45(旧道の駅高田松原)。津波は14.5mの高さまで到達したとのことです。

震災遺構米沢商会。個人所有の民間遺構。震災時ご主人は煙突に登って津波から逃れたとのことです。

震災遺構の前で写真を撮ろうとしていたら、地元の村上さんが車を停めて声をかけて下さいました。愛車に乗って、車中泊で日本一周をしたことがあるそうです。旅の応援をしていただきました。

震災遺構下宿定住促進住宅。5階の床、14.5mの所迄津波が到達したそうで、想定をはるかに上回る津波の高さを物語っていると思われます。

アルミサッシがボロボロにされていました。

農産物直売所に仮面ライダーのかかし? がありました。いい味出しています。

AM11:30、26km歩いた所の「食堂カフェ仙華園」で昼食休憩です。「ふるさと三陸オリジナル丼グランプリ」で最優秀賞を受賞したという「たこ丼」を注文しました。

手前が煮たこ、奥がたこの唐揚げで、グランプリを取っただけあって柔らかくて味付けも良く、大変美味しゅうございました。

大船渡市に入るとこんな看板がありました。そういえばそうでした。今でも地元の大スターの様です。

大船渡駅のそばにあった「千石船 気仙丸」。江戸時代の物資の輸送船だそうです。

今日は岩手県大船渡市までやって来ました。AM3:15 本日の宿泊先である「御宿つつみ」に無事到着しました。

「訳あり和室」というプランで予約していましたが、ご厚意で洋室に変更していただきました。ソファ付きでした。「訳あり」の意味を聞いたら、トイレ、洗面所まで遠いということでした。

明日は岩手県釜石市まで行きます。


【本日の歩行ルート】


【本日の歩行距離】
 ・38.6 km

【73日目迄の総歩行距離】

 ・2,678.0 km  (1日平均(実働)∶38.8km)


【本日の支出】 

 ・麦茶 ¥100

 ・東日本大震災伝承館 ¥0

 ・昼食 たこ丼  ¥800

 ・夕食、朝食、コーヒー コンビニ ¥1,906

 ・御宿つつみ ¥4,000

 ・乾燥 ¥100

 ・合計 ¥6,906


【73日目迄の総支出】

 ・¥596,273 (1日平均∶¥8,168)


【現在自分がいるのは東北地方のこのあたり】