写真撮影ド素人の中学1年生が蒸気機関車の撮影に挑んだ第7回目。札幌から千歳線の汽車に乗って苫小牧へ行き、その後室蘭本線に乗り換えて栗丘まで行ったのでありました。



【1975年(昭和50年)11月23日(日)】


札幌から1時間強汽車に乗って苫小牧に到着。4番ホームへ移動してみると構内にD51の重連が停まっているのを発見。


近寄ってみると。

先頭車両はD51484でした。一度本線を重連で走る姿を見てみたかったと思います。

デフ(除煙板)が切り詰められた「切詰めデフ」が「シールドビーム(副灯)」と共に北海道の蒸気機関車の特徴の一つ。スノープラウも大半のものに付いていた様に思います。

D51484の後ろ姿。動輪はボックス型で直径は1m40cm。その数は4つで、A、B、C、DでD型。

D51484を撮影してから三十数年後、家の近所の新浦安駅でその動輪と再会しました。現在は何故か撤去されてしまいました。

その後苫小牧から室蘭本線の汽車に乗って栗丘へ移動。蒸気機関車撮影のメッカと言われる栗丘〜栗山間で撮影を開始。ほどなくして栗丘駅方向からD51が牽引する上り貨物列車が接近。

カーブを曲がって。

やって来たのはD511163。真っ黒の煙は不完全燃焼していることを物語ります。

続いて栗山トンネル方向からD51が牽引する下り貨物列車が接近。沿線には写真撮影をする大勢の人の姿が。

やって来たのはD51566.

引き続き栗丘駅方向からD51が牽引する上り貨物列車が接近。

やって来たのは初期のナメクジ型のD5160。完全燃焼した白い煙は薄曇りの空に溶け込んで分かりづらくなってしまいました。

沿線での撮影を終了し栗丘駅のホームで帰りの汽車を待っていると、栗沢方向からD51が牽引する上り普通列車が接近。ドラフト音をナマ録している人達の姿も。

やって来たのは石炭列車のD511118。

行ってしまいました・・・。

この後、ディーゼル機関車が牽引する下り岩見沢行普通列車に乗って帰路に着きました。
蒸気機関車が全廃となる迄とうとう後1ヶ月となってしまったのでありました。


つづく