こう言うのに乗ってきたんです。



もちろん空路ではなく、船で半時間。列車だと宮崎空港発-新千歳空港行きとか、米子空港発-成田空港行きなんかは全国のみどりの窓口買えますね。


思い立ったのは前回南海フェリーで和歌山に行く際に色々調べててこのサイト↑を見つけたからです。10月中旬のことで、11月5日までの土休日は数えるほどしか残ってない。天気の良い週末を選んで行くことにし、ついでに復活した関空-神戸空港間の航路も乗ってみようと計画しました。


徳島駅前から淡路交通の路線バスで洲本バスセンターに向かいます。空いてるかなと思ったら10人弱の利用あり。徳島駅もこうやってみると立派に見えます。


約1時間半で洲本バスセンター着。広い乗り場です。途中のバス停でも阪神方面に向かうバスを待つ方が結構居ました。


バスセンターの直ぐ先が洲本港。向こうに見える煉瓦の建物は元・鐘紡の工場だそうです。


この建物の中に乗船券売り場があり、右手に桟橋があります。


深日からの高速艇が到着。これの折り返し便に乗ります。


いわゆる双胴船。角張ってて、私の印象としては70年代の共産圏仕様みたいな感じです。


乗って直ぐにガッカリ!デッキに出られん・・・


飲料が売られてましたが、ごっつい安いわ。


これも予想外の乗船率。


反対側の岸にこの同型船が3隻停泊中。これも南海フェリー船上から見たパイロットボートで、「大型船雲MARU」様のブログによると、大阪湾水先区水先人会が大阪湾水先艇(株)に運航受託してるそうです。友が島水道は全国にいくつかある強制水先区域で一万トン以上の船はパイロットの乗船が義務づけられてるそうです。乗船場所は友が島灯台南方0.7マイル付近だそうですから、南海フェリーから見えたんでしょう。


その友が島水道はこの日漁船多数。凄い数ですが何を獲ってるんでしょうか?この辺は鳴門・明石に並んで鯛が有名らしいですが。手前の船もその一隻かな?何やら重装備で格好いいです。


まもなく深日に着くと言う所で大きな工場が岸に建ってます。


55分で深日港に到着。シニア割で1350円でした。自転車が降ろされてますが、前輪を外すという条件で載せられるそうです。「車両」は載せられないんでしょう。


壮大な名前の船ですわ。それにしても素晴らしい好天。波もないしデッキで撮れたらなぁ。


桟橋から二三分で深日港駅。多奈川線は1時間に一本で、だいぶ時間があるはずだったんですが、歩いてる途中で踏切が鳴って電車が来たんで急いで乗りました。


深日港駅のホームから既に終点の多奈川駅ホームが見えます。


これで南海電車はあと高師浜線と汐見橋への支線が未乗。とは言え、高野線に乗ったんは60年以上前のことですが・・・


立派な駅です。


昔は両側に線路があったんでしょうね。「艦艇つれづれ」様のブログで「南海多奈川線・幻の造船所」と言う記事を拝見すると、終戦間近に川崎重工泉州工場が造られ、その工員輸送のためそれなりの設備を有してるとのことでした。造船所は終戦で短期間稼働しただけで用済みとなったそうです。


忘れ去られたようなバス乗り場。


郵便ポストに公衆電話ボックス、自販機と駅前の必要最小限な物は揃ってますね。


ここの切符自販機に南海フェリーセット券「好きっぷ」があるのに感激。


乗って来た想定外の電車は深日洲本ライナーの運行に合わせた臨時便と判明。ネットで見たときには気がつかんかった。


駅横に船から見えた工場があります。


さて、乗って来た臨時電車は直ぐに折り返して行き、次の電車は深日港から乗ろうと思っていた電車で、これに乗ると深日港駅が観察できないので15分ほど線路沿いを歩いて深日港駅へ。構外から見たホームは全てが昔懐かしい雰囲気。


反対側には岬町役場。ここは泉南郡岬町深日です。


深日港駅横の踏切から。後の工場の専用駅の様にも見えます。


桟橋側に回ると臨時改札口があります。昔は深日-徳島のフェリーが運航されていたんでシーズンは混んだでしょう。当時、南海フェリーは小松島発着でしたから徳島にはこっちのルートが便利やったんです。連絡列車も運行されてたそうです。


横には古い街並みも。この前の水間観音や加太も含め、ゆっくり散策したい街が多い。


この壮大なホームはかつて大量の船車連絡客を捌いた名残ですね。


今は二両ワンマンで、ホームは途中の柵で仕切られてますが、昔は6両くらい停まれた感じです。直ぐ先に多奈川駅が見え、その左側の扇形の空き地はたぶん留置線があったんではないでしょうか。


1時間弱の滞在で次の目的地、関空へ向かいます。


途中、みさき公園駅で乗換。昔、南海が運営する大遊園地がありましたね。小さいときに一度行ったことがあるはずなんですが、ほとんど記憶にない。


泉佐野で更に関空急行に乗り換えたんですが、これが混雑してて大きな荷物で立ってる場所にも苦労する状態。


関空からは神戸空港行きの高速艇に乗るため、桟橋行きバスに並びます。これも利用する人は少ないだろなと思っていたら大ハズレ!羽田空港のランプバスみたいな大きいヤツで続行便も出ました。
関空は昔何回か利用したことがあって、割とゆったりした分かりやすい空港という印象があったんですが、今は国際線が大盛況で人が多く、乗船券売り場を探すのに一苦労しました。


また双胴船です。


この後も続々乗ってきてきてほぼ満席で出港。残念なことにこの船もデッキに出られず。


せっかく素晴らしい天気なのに、また薄汚れた窓ガラス越しの写真。


真ん中に薄ら見えてるのはあべのハルカスか?


大阪港には船がいっぱい。外から撮りたかったなぁ。


これは六甲アイランド?ガントリークレーンがずらりと並んでますが荷役中の船がおらんのが寂しい。


ポートライナーの走ってる神戸スカイブリッジを潜って到着。桟橋は空港島の山側です。


明石海峡大橋も遠望できました。


明石海峡の夕焼けは舞子の高速バス待合室から。これもガラス越し。。。


最後は高速バスの窓ガラス越しに撮った大阪湾の夕焼け。右側の鉄塔はラジオ関西の送信塔だそうです。