
最近読んで良かった本です。潮書房NF文庫は戦記を時々買うので新刊をチェックしていたらこのタイトルの本が出ていました。図書館にないかなと思って検索したら県立の方に20年前に出た単行本があって早速借りてきました。徳島でもこの手の本を読む方は居るようで、20年前とは言えボロボロになってました。中身は車輌そのものではなく運用に関わることが主体。乗務員・駅関係の方や食堂車の調理師の方まで広く取材して生の声を集めてます。日本の野菜は下肥を使ってると言う理由でレタス等の葉物野菜は当初本国やハワイから空輸していた言う逸話や趣味誌ではなかなか読めない事柄が多く、黒岩保美氏の描かれた車内図はカラー写真が不十分だった時代に大変貴重な記録だと思います。

この日、本当は加西市にある旧海軍の飛行場跡を見学してから午後は神戸港遊覧船に乗る予定だったんですが、雨だったんで乗り鉄に変更です。

早割で一週間先の晴れの日を選んで買ったんですが、日を追って予報は悪くなりとうとう雨。早割のキャンセル料払うんも悔しいし、乗ったことの無い神戸電鉄の乗り潰しに切り替えました。

神戸方面に来るときはいつも4時起きで始発のバス利用。加古川で乗り換えて加古川線厄神へ。ここまではけっこう本数があるんですが、この先は電化しとくんがもったいないくらいの本数。

厄神には車庫があるのも本数が多い理由かも。この線は2009年に埼玉から帰省した時の帰りに乗りました。あの時は全線乗って福知山線で大阪に出て伊丹から飛行機と言うコースでした。緑の徹底改造された103系は当時のまま、頑張ってますわ。

粟生でいよいよ神戸電鉄に乗り換えです。いままで曇りだったんっですが、ここで降り出しました。神戸電鉄と細いホームを挟んでJRが隣り合い、写ってませんが右奥には北条鉄道の乗り場もあります。一番最初の計画では、北条鉄道で法華口に行くつもりやったんですけどね。

三社が交わる駅なのに全て無人駅!神戸電鉄の一日乗車券買うつもりでしたが自販機には売ってない。ワンマンの折返で忙しそうな乗務員の方に聞いたら自販機横の装置で総合案内所に問い合わせてくれとのことで、事情を話すと発駅証明書を自販機から発券してくれ、鈴蘭台で買うことになりました。ここでの乗換時間は10分で少々焦りましたが、JRと違って総合案内所の呼び出し応答が待ち時間無しで助かりました。同様のことが後刻新開地で神戸高速に乗り換えるときにもあったんですが、こちらも直ぐに応答がありました。さすが関西の私鉄はサービスがええなと感心。

さて初めて乗った神戸電鉄車内、木目調の化粧板やシートの色が阪急に似とんなと思ったんですが、後で神戸在住の私の元CEOに聞いたら資本関係があるとのことでした。

粟生からロングシートに一時間くらい乗って鈴蘭台で有馬口方向へ乗換。左の先行する電車は粟生に折り返していくヤツで、こちらは両渡りを右に渡って前方の坂を上って行きます。

神戸電鉄は急勾配路線を持つ会社が入ってる‰会の会員で、最大50‰だそうです。かつ急カーブも多く車輌は18m級。どっかそれらしい所で撮りたいなと張り付いてましたが、こんなんしか撮れませんでした。

本降りの雨の中、有馬口駅に到着。

有馬温泉に向かうにはここで一駅だけ有馬温泉行き電車に乗り換える必要があるんですが、路線としては有馬温泉までが有馬線で、三田に向かう三田線はここで分岐する形になってます。実際には新開地から三田に直通していて神戸電鉄の本線みたいになってますね。

左の白っぽい電車が三田に向かう新開地発。有馬温泉へは右端のホームから出ますが、先の方はちょっと変わった配線。三田方面はここからしばらく単線のようです。この駅は跨線橋がなくて構内踏切。大きな荷物を持った旅行者には便利ですが、雨の日は難儀ですね。

一駅間4分で有馬温泉着。平日で雨ですがさすがに観光客多い。

こぢんまりしてますが、新しい感じです。懐かしい向陽閣のCMソングが流れてました。いつの間にやらここも「神戸市内」になっていて、神戸市民には特典があるそうです。

滞在20分弱、次の電車で折返。ちょっと熱海に似た感じ。

有馬口-有馬温泉間の電車は三両編成。車内はキレイに整備されてますが、台車の上の床に点検蓋があったり、

運転台はこの懐かしさ。むき出しのマスコンは久しぶりに見た気がします。もともと狭いのにワンマン対応機器等も追加されたごちゃごちゃした感じがたまりません。

この電車は貫通扉の窓にはワイパーがあるんですが、助手席側は無し。この時は運転士さんが女性(しかも美人)だったんで、後ろから撮ったらマズいなと思ってこっちで我慢。

有馬口から三田行きに乗換。ふと貫通路扉の上をみるとハの字型に開いた金具が付いてました。見た目には国旗の小旗でも挿す様に見えます。後で散々検索してみたんですが用途は分からず。

三田に到着。

福知山線の乗換駅。一旦改札を出ての乗換の様です。

さて、神戸電鉄にはもう一つ公園都市線と言うのがあるんで三田発の電車でそちらに向かいます。初めてで運行系統もようわからんので前もって調べておいて良かった。三田からはスイッチバックする形で横山と言う駅から分岐。三田-ウッディタウン中央直通運行はニュータウンから三田で福知山線に乗り換える流動が多いと言う事でしょうね。

新しそうな電車にも謎のハの字型金具が。さんざん検索しても見つからんのは電車ファンの間では常識以前のことで、言うまでもないことなんか?

公園都市線の終点。

終点の線路端。ぷっつり切れた状態からも分かるように延伸計画があったそうです。

反対側の端、横山方。これも見て分かるように複線化が準備されてます。線路は兵庫県道720号の上下線に挟まれてるようです。

いかにもニュータウンの駅っちゅう感じ。中央と名乗ってますが無人駅。

折返の電車まで10分以上あるんで屋根のある所まで出てみました。雨の平日正午前のせいか寂しい。

改札正面の眺め。「けやき台」と言う地名は日本中のニュータウンにありそうな名前ですね。○○ヶ丘とか○○台と言う名付け方は新興住宅地の定番。

その後は横山から新開地行きに乗って鈴蘭台-新開地の乗車で全線完乗達成。特に感慨はありませんでした。昼は前に載せたとおり雨でも安心なアーケード内の店を紹介してもらいました。さすが神戸、海員制服専門店まであるんです。

午後はこちらに寄ってみました。川重の博物館も併設で期待してたんですが、横浜の郵船歴史博物館に比べるとグッズも含めだいぶ見劣りする気がします。

出てきたら雨は上がってました。加西市の飛行場跡と神戸港遊覧は約2週間後にトラブりながら果たせましたのでまた改めて記事にします。