このグラフを見てこれまでの認識の甘さに戦慄した院長の独り言 さんから引用させていただく。

Ausgehende


「福島第一の事故を若い者は大騒ぎしているが、君たちが子供の頃(米ソの核実験華やかし頃)はもっと多くの放射性物質が降下していたものだよ。私が東大の研究所で働いていた頃なんかは、放射線管理区域に出入りするとき、しょっちゅうアラームを鳴らして怒られたものだ。何のことはない、実験の不手際でアイソトープをこぼしたのではなくで、放射線管理区域の外で私の手足がすでに放射能汚染されていたんだからねえ。それに比べれば今回の福島の事故による東京の放射能汚染など取るに足らんよ、ワハハ」と、ある先生がいっていたのを思い出す。

「君も私も、その他おおぜいがピンピンしとるではないか。放射能、放射能と騒ぎすぎなんだよねえ」

そんなものかと思っていたが、大きな間違いだったようだ。



「それでも冷戦時代よりちょっと多い程度じゃないか」と思うのは間違い

このグラフは対数目盛になっているから、ヒトマスが10倍のオーダーで増えている。一般的な目盛りに直すと下の図になる。

Ausgehende



チェルノブイリも過酷な事故だったが、遠く数千キロも離れた土地での出来事だった。近くの福島
だと一万倍。またこれと同じ事故が西日本で起きたらもう日本は住める場所がなくなってしまう。