令和5年5月土曜健康サロン
テーマ:「水は限りある資源」
講師:水前寺とうや病院 副院長 松永 敏郎 先生
一品料理:「葛切り風」
雨が降り、あいにくの天気の中ではありましたが、15名の参加がありました。
今回の土曜健康サロンのテーマは「水は限りある資源」。
世界の地域での乳幼児死亡率の高さは、安全な水が飲めない地域と重なっており、
公衆衛生学においても感染防御には安全な水が有効であるとのこと。
感染症に対して抗菌剤の導入もなされましたが、
そのことで耐性菌(抗菌剤(抗生物質)が効かない菌)が出現しました。
そして、地球上に存在する水のうち、海水97.5%に対し淡水2.5%と極少であり、
利用可能(飲水可能)な水は少ないことから、
安全な水が飲用できる環境作り・自然環境への問題に取り組んでいくことが
重要視されていると話されました。
また、熊本市の1日1人当たりの生活用水使用量は
2022年は232ℓ/1人とのデータがあり、
2006年以降減少していたのですが2020年より増加傾向にあるそうです。
コロナ禍での手洗い遂行や在宅時間の増加も関係しているのではないか、
とのことでした。
熊本市の目標が210ℓ/1人とのことなので、
「水は限りある資源」と認識し、日頃から節水を心がけたいですね。
栄養部からの一品料理は「葛きり風」。
家庭によくある片栗粉を使い葛切り風に仕上がりました。
レシピはこちら↓
「カタクリ」の花の色をイメージした紫色も一緒に盛付られており、
講話テーマの「水」に準えた透明感のある爽やかな仕上がりに
参加者の方々にも喜んで頂いた土曜健康サロンとなりました。
地域交流推進室 た