《She/She》@Goddess of the Mind 主観レビュー | パラレル

パラレル

美術鑑賞はパラレルワールドを覗くことです。未知の世界への旅はいかがですか?

ご連絡はこちらまで⇨
yojiohara21@gmail.com

シャネル・ネクサス・ホールで開催された「Linder:Goddess of the Mind」展でこれは、と思う作品、《She/She》の主観レビューをお届けします。


意図的に演出された姿で登場し、破られた雑誌のページを顔に押し当てています。

その姿からは、男性中心的な社会やメディアが作り上げてきた「女性はこうあるべき」という固定的な女性像への抵抗が感じられます。

雑誌に象徴される既成の女性像によって自分自身を規定されるのではなく、それを自らの身体に取り込み、変形させ、演じることで、自分自身のアイデンティティを主体的に作り出しているように見えます。

そこには、社会から与えられた「女性らしさ」に囚われず、自分らしく生きようとする意志が表れています。


Linder(1981)《She/She》