三井記念美術館で開催中の「京都・真如堂の名宝」展でこれは、と思う作品、《真如堂阿弥陀如来像》(南北朝〜室町時代 14世紀)真如堂蔵 の主観レビューをお届けします。
本作は、真如堂に伝来する絹本着色の仏画です。
現在の真如堂本尊そのものの木造像ではなく、本尊・阿弥陀如来立像の姿を絵画として写した「御影」的な作品として見ることができます。
本作の阿弥陀如来は、正面性や左右対称的な構図、金色の身体、背景を排した表現によって、現実の人間を超えた絶対的・超越的な存在として表されています。
一方で、穏やかな表情によって威圧的な印象は抑えられ、超越的な存在でありながら、鑑賞者を受け入れる慈悲深さや親しみやすさも感じさせます。
