東京シティビューで開催中の「30周年記念展 ALL OF EVANGELION」展へ行って来ました。
2025年に30周年を迎えたテレビアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』。
同作品は斬新なデザインや表現技法が放送直後から視聴者のあいだで大きな反響を起こし、それはアニメにとどまらない社会現象として拡大していきました。
本展では、テレビアニメシリーズから『新劇場版』シリーズ4部作に至るまでの貴重な制作資料となるセル画や直筆の原画、デジタル制作資料などを一挙に展示しています。
作品世界の変遷とその制作の裏側が多角的に紹介されています。
展覧会の構成は以下の通りです。
序章 胎動
第1章 始動
第2章 鳴動
第3章 躍動
第4章 結実、そして新たな鼓動
序章では、テレビシリーズ制作時に用いられた設定資料が紹介されています。
放送前から試行錯誤が重ねられたというテレビシリーズは、「エヴァ」の世界を支える強い基盤となって『新劇場版』にも受け継がれ、物語がさらに広がっていく礎となりました。
展示風景より
展示風景より
第1章では、アニメや特撮の資料を管理・保全することを目的に庵野秀明が中心となって設立したアニメ特撮アーカイブ機構協力の下、現存する合計1万カットの中から厳選した貴重なセル画が展示されています。
テレビ放送が始まった95年当時、アニメーションは「セル」と呼ばれる透明なシートに手で描いた絵を転写し、絵の具で彩色したものを背景と合わせてフィルムに撮影して制作されていました。
展示風景より
展示風景より
第2章では、「音」に着目した内容となっています。
歌い継がれる主題歌や聞くだけで場面を想起させる劇中の伴奏音楽、そして印象的なセリフ回しや躍動感あふれる効果音など、それらは細部に至るまでこだわりをもって作られ映像に命を吹き込んでいます。
本章では、テレビ放送時の貴重な予告編映像や、声優オーディションの音声など、耳で楽しめる資料も公開されており、音と映像の融合に注目した構成になっています。
第3章では、膨大な手描き原画やレイアウトが紹介されています。
テレビシリーズから続く『エヴァンゲリオン新劇場版』では、テレビシリーズで登場しなかった新しいキャラクターを投入し、物語は全く異なる展開へと進んでいきます。
そして『:Q』では、3DCGを活用したビジュアル制作が強化され、より精密で大胆な映像表現が可能になりました。
展示風景より
展示風景より
そして、最後の第4章では、『エヴァンゲリオン新劇場版』完結編である『シン・エヴァンゲリオン劇場版』にまつわる資料が展示されています。
庵野は『:Q』と『シン・エヴァ』の間に実写映画の制作に取り組み、その撮影方法をアニメーションの現場にも導入しました。
巨大なミニチュアセットを作って擬似的なロケハンを行い、マーカーをつけた人間に実際に芝居をさせ、それをカメラで撮影することでアングルとカット割りの可能性を探る方法はその代表例といえます。
展示風景より
展示風景より
本展はエヴァの壮大な世界観がどのように作られてきたのか、その歴史と制作の裏側を深く知ることができる、ファン必携の展覧会といえるでしょう。
また、限定グッズ、コラボメニューなどが用意されており、ファンとして記念碑的な体験になること間違いなしです。
会期:2025年11月14日(金)〜2026年1月12日(月・祝)
会場:東京シティビュー
〒106-0032 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー52階
開館時間:10:00〜22:00(最終入館21:00)
主催:東京シティビュー
企画:朝日新聞社、ムービック・プロモートサービス、ムービック
特別協力:カラー、アニメ特撮アーカイブ機構(ATAC)、グラウンドワークス:
協賛:ぴあ
後援:TOKYO FM
お問い合わせ:03-6406-6652(東京シティビュー 受付10:00〜20:00)









