トンネルを抜けると | 浪江のニガヨモギ

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福島第一原発から10キロにある実家を離れ…

常磐道が、ほぼ開通しました。

仙台から南下すると、浪江インターまで直通。



んで浪江ICから、6号線を通って、富岡インターまで20キロ南下すると、

首都高まで200キロです。

要するに、原発の脇を除いて、

常磐道は東京仙台をつないでます。




さて今度は、浪江インターから北上するイメージトレーニング。

6号線から浪江インターまではフリーパスで来れます。

実は浪江ICのあたりは帰還困難区域(レッドゾーン)ですけど、

高いとこを走っている高速道からは、両脇に、珍しい光景が見れます。

・草ボーボーの水田。

・3年以上前に壊れた屋根が、応急処置を施され、3年そのまんまの状態。

・こんな山奥を除染してどうすんだ!という除染の光景。

・高速道周辺を除染して、土や草を詰め込んだけど、

 持ってくとこが無くて緑のカバーで迷彩的に隠したフレコンバック。



そんな光景を見ながら10キロくらい北上すると

原町トンネルという長ーいトンネルをくぐって、

南相馬市原町区周辺に出ます。

トンネルを抜けると、

そう 「人が住んでいる地域」 なのです。

浪江インターからトンネルまでは避難区域(レッドゾーンかイエローゾーン)

トンネルを抜けると一度も強制退去にならなかった区域なのです。



だからですね、とんねるを抜けると、

屋根はみんな直ってるし、

畑作・稲作をしてる感じがマジマジとあるし、

フレコンバックや除染の光景は無いし

(避難区域は国直轄なので、無駄使い予算でゼネコンが大規模除染

 それ以外の区域は、国がシブいので、間に合わせ除染)

なんかですね、トンネルひとつでこんなにも違うのか・・・と思います。



でも実際の放射能分布は、トンネル前後で、そんなに変わらなくて、

トンネルの北の南相馬市原町区周辺も、

山側(西側)は高線量地帯が広がっています。

山の上の方は飯館村。



一度、地図を片手に来てみて下さい。
http://www.e-nexco.co.jp/pressroom/press_release/head_office/h26/1118/pdfs/pdf.pdf