現場の人 | 浪江のニガヨモギ

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福島第一原発から10キロにある実家を離れ…

放射線の影響は、何年、何十年経たないとわかりません。



3・11のとき浪江にいた一般の人は、

情報統制されたために、

数日間、高線量の放射線を浴びましたが、

でも

数日で逃げたぶん、

まあ大丈夫かな・・・と思わないこともない。



問題は、今も毎日、福島第一原発で働いている人です。

被曝上限を超えれば現場に行かなくて済みますが、

逆に言うと、

自分から辞めない限り、確実に上限の値まで浴びるわけです。

作業員が不足しているから。



やしなうべき家族がいれば普通は辞めない=被曝、です。



しかも、あの白いタイベックスーツは

ガンマ線を通します。

ガンマ線は鉛じゃないと止まらないので

ガンマ線のビームが、作業員の体を、常時、貫通しています。

それも、

数十、数百、数千マイクロシーベルト毎時の単位のガンマ線です。

だから、何年後か先

作業員の人の病気が出てくるのは確実だろーなー

確率の問題。



NHKの21時のニュースの大越さんは

福島第一原発の現場に行って

『作業員は大変だなあ』と体験したようですが、

『目の前で働いていた人は今、毎時OOOマイクロシーベルト浴びてんだろ?』

という疑問は持たなかったのかな。



もちろん彼だけの問題じゃないですが



原発の現場への突入取材で、

『今ここは、OOOマイクロシーベルトです。

作業員の方がこの高い線量の中で作業しています』

という

具体的な数字の実況って見たことない・・・




と思っていたら

きのうの報道ステーションで

古館さんが現場でリポートしてました。

4号機の屋上の端っこで300マイクロシーベルト毎時だそうです。

映像は探せば・・・あると思います。