桜の街道 | 浪江のニガヨモギ

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福島第一原発から10キロにある実家を離れ…

国道6号線は、

 

南は東京から、北は宮城県岩沼市まで続いています。

 

途中、福島第一原発を横目に

 

警戒区域を縦断しています。

 

 

 

その6号線(福島県内だけか?)を、

 

桜の街道にしようというプロジェクトがあるらしく

 

避難している人でも

 

一口1万円で寄付している人が沢山いて

 

とてもビックリです。

 

 

 

似たような話で、

 

震災後、初めてのお盆に、

 

津波被害を受けた太平洋沿岸で

 

一斉に花火を上げるプロジェクトがありました。

 

そのときも、一口5千円で寄付した

 

被災者がいっぱいいました。



御供養の意味で寄付された方もいますし

 

個人のお金だから、どう使おうと構わないし

 

息抜きや現実逃避も必要ですが

 

(現実逃避しか道がないという人もいる)

 

でも

 

花火も桜も

なんか違うんじゃないかなあというのが

 

率直な感想。

 

 

 

いや、

 

多様な支援や復興の仕方があるので

 

やるなというわけではないけれど

 

 

①目を背けたくなる現実をきちんと見つめる作業が第一

 

②美辞麗句で勧誘され、周りがみんな払っていると、

 

 自分も払わざるを得ないというのが田舎の文化

 

 

 

という二つが問題点だと思います。

②については、なんかうまく言えないですけど

そんな、実行されるのかもわからない

桜の街道のために、1万円払うのかあ?

と、けっこうショックでした。

 

 

 

NHKのCMのかわりに

東北出身の芸能人が「花」という歌を歌う

 

長めのツナギがありますが

 

あの時間の半分を、

 

福島第一原発ライブカメラにしてもいいんじゃないかな。

 

案外

 

「あ!うちのとーちゃん、うつった」

 

と話題になるかもしれないし。

 

ま、無理か。

 

 

 

4月から浪江に少し入りやすくなるので

 

お時間があれば

見に来てください。