日本の経済を支える重要なインフラのひとつが物流です。その物流を担う貨物列車。首都圏には巨大な貨物駅が二つあります。
神奈川県川崎市川崎区塩浜にある「川崎貨物駅」と東京都品川区八潮3丁目にある「東京貨物ターミナル駅」はいずれも京浜臨海部に位置する日本の物流を支える巨大な重要拠点。
東海道貨物線の一部として羽田空港直下を通る海底トンネルで結ばれています。
川崎貨物駅は川崎市川崎区の埋立地に位置する、元・塩浜操車場から発展した駅で、面積は東京ドーム約8個分。
JR貨物だけでなく、周辺のJXTGエネルギー(現・ENEOS)等の製油所や化学工場へ伸びる神奈川臨海鉄道(浮島線・千鳥線)の起点となっていて、特に日本の生活を支える石油輸送の重要拠点としての役割が強いのが特徴です。また、川崎市の生活ごみを八王子方面へ運ぶ「クリーンかわさき号」の始発駅でもあります。
一方の東京貨物ターミナル駅は、品川区の人工島(八潮)に位置する、敷地・取扱量ともに日本最大級の貨物駅。面積は東京ドーム約16個分。
全国の主要都市を結ぶコンテナ列車が24時間体制で数多く発着していて、「貨物の東京駅」とも呼ばれる一大拠点です。敷地内には大型物流施設「東京レールゲート」なども併設されています。
東京貨物ターミナル駅を出発した下り貨物列車は、すぐに地下へと入り、羽田空港や多摩川の底を潜り抜ける長い海底トンネルを通って川崎貨物駅へと向かいます。
この区間は全線が地下トンネルのため、地上から列車を見ることはできませんが、京浜臨海部の物流をつなぐ極めて重要なパイプラインとなっています。
なお、東京貨物ターミナル駅の周辺や休止線(大汐線)のスペースを活用し、JR東日本による「羽田空港アクセス線」の整備計画が進められています!

