「健常な状態」と「認知症」のちょうど中間に位置するグレーゾーンにMCI(軽度認知障害)というのがあるそうです。


年齢相応よりも記憶力や判断力などの認知機能が低下しているものの日常生活の基本的な動作は自立して行えるのが大きな特徴。


MCIの主な特徴は、

・物忘れの自覚がある: 本人や家族が「最近お かしい」と気づいている。

・認知機能の低下: 記憶、注意、言語、空間認識などの一部に問題がある。

・日常生活は自立: 家事や買い物、お金の管理などは多少時間がかかっても自分でできる。

・認知症ではない: 認知症の確定診断基準には満たない。


日常生活で見られる具体的なサインは、

・同じ話を何度も繰り返す。

・約束の日時や予定を忘れてしまう。

・物の置き忘れや、探し回ることが増える。

・料理のレパートリーが減り、決まったメニューばかり作るようになる。

・仕事や趣味でのミスが増え、効率が悪くなる。 


進行を防ぐための主な予防策は、脳の血流を良くし、神経細胞を活性化させることが推奨されます。

・有酸素運動: ウォーキングや軽いジョギングを週に数回行う。

・バランスの良い食事: 抗酸化作用のある野菜や、青魚(DHA・EPA)を積極的に摂る。

・知的・社会的活動: 読書やパズル、地域のコミュニティ活動に参加して人と交流する。

・持病の管理: 高血圧や糖尿病などの生活習慣病は認知機能低下のリスクを高めるため、適切に治療する。


MCIになったからといって、必ず認知症になるわけではなく、適切な対策や原因の治療により、年間で16〜41%の人が正常な認知機能に戻る(リバートする)という報告もあります。


認知症への進行を予防するには、早い段階から適切な対策をとることが有用だそうで、できるだけ早期にMCIを発見することが重要のようです!