お盆で故郷はどこも賑わっているでしょうが、熊本は地震でお寺が倒壊したり墓石が倒れたりでお盆の供養もままならないところが多いようです。
この時期によく思い出す歌が中村雅俊の「盆帰り」 作詞・作曲は小椋佳。
1976年に発売されたこの曲は、「君が着た花がすり 君が舞う花まつり」という美しい描写から始まります。
短いお盆休みに故郷へ帰り、またすぐに都会の忙しい日常(仕事)へと戻っていく会社員の切ない心情が描かれています。
都会の荒波に揉まれ、満員電車に揺られて働くうちに、すっかり変わってしまった現在の自分。
都会でどれだけ孤独で打ちのめされていても、変わらぬ姿で迎えてくれる「故郷の山河」や「年老いた両親」の有難さ。
しかし、わずか三日の短い休みが終わり、また都会へ去っていき、都会の生活に戻った途端、なぜか故郷を忘れたように仕事に没頭してしまう。そうしなければ都会の厳しさに心が折れてしまうからなのでしょう。
この曲が発売された1976年は大学4年で就職活動をしてしていた時期。オイルショックもあり厳しい就職状況でした。
都会に出ていった友人たちは、生き抜くために都会の孤独に耐えながら、心の中では温かい故郷の情景を支えにしていて頑張っていたのかも知れません!
