レコード大賞の歴史を振り返るシリーズの18回目です。
第18回日本レコード大賞は、1976年(昭和51年)12月31日に帝国劇場で行われました。司会は高橋圭三
第18回の大賞は、都はるみの「北の宿から」
作詞:阿久悠
作曲:小林亜星
編曲: 竹村次郎
その他のおもな各賞は以下のとおり
◎最優秀歌唱賞
八代亜紀「もう一度逢いたい」
◎最優秀新人賞
内藤やす子「想い出ぼろぼろ」
◎歌唱賞
研ナオコ「あばよ」
野口五郎「針葉樹」
西城秀樹「若き獅子たち」
◎大衆賞
郷ひろみ「あなたがいたから僕がいた」
◎新人賞
角川博「嘘でもいいの」
新沼謙治「嫁に来ないか」
ピンク・レディー「ペッパー警部」
芦川よしみ「雪ごもり」
◎作曲賞
宇崎竜童「想い出ぼろぼろ」(歌:内藤やす子)
◎作詩賞
阿木燿子「横須賀ストーリー」(歌:山口百恵)
◎編曲賞
萩田光雄「メランコリー」(歌:梓みちよ)
◎特別賞
美空ひばり
ダーク・ダックス
女性演歌歌手のレコード大賞受賞は第7回の美空ひばり以来11年ぶり。
審査員の得票は、60人中「北の宿から」が45票と圧勝でした。
この年の大賞候補曲ベスト10(大賞・最優秀歌唱賞・歌唱賞の候補)は、発表順に研ナオコの「あばよ」、森進一の「さざんか」、西城秀樹の「若き獅子たち」、野口五郎の「針葉樹」、布施明の「落葉が雪に」、都はるみの「北の宿から」、八代亜紀の「もう一度逢いたい」、森昌子の「恋ひとつ雪景色」、山口百恵の「横須賀ストーリー」、梓みちよの「メランコリー」でした。
『北の宿から』は140万枚を超える売り上げを記録し、都にとっては「アンコ椿は恋の花」「涙の連絡船」に続いて3曲目のミリオンセラーシングルとなりました!