先日、食べ物の家計調査をアップしましたが今回はそれ以外について。


まずは、“人生で最も大きな買い物”とも言われる家を持っている人「持家率」の割合です。



上位1位津市 2位福井市 3位岐阜市 4位秋田市 5位奈良市

下位1位那覇市 2位鹿児島市 3位福岡市 4位広島市 5位札幌市・熊本市


1位は津市で96.9%と、ほとんどの人が家を持っているという結果に。一方、持ち家率が最も低かったのは那覇市で55%でした。


続いて電気代やガス代を含めた「光熱・水道」をみてみます。



上位1位山形市 2位青森市 3位盛岡市 4位秋田市 5位福井市

下位1位宮崎市 2位北九州市 3位松山市 4位神戸市 5位大分市


1位は山形市で38万3446円、2位は青森市で36万5723円3位は盛岡市で35万8230円などと、東北地方が目立ちます。

最も低かったのは宮崎市で22万3859円、次いで北九州市の22万4858円でした。


生活の足として欠かせない地域もある「自動車」の購入費について見てみます。



上位1位津市 2位岐阜市 3位富山市 4位甲府市 5位山形市

下位1位東京都区部 2位福井市 3位岡山市 4位横浜市 5位松山市


1位は津市で38万8515円、2位は岐阜市で31万2732円3位は富山市で28万3777円でした。一方、最も低かったのは東京都区部で、0円でした。


「温泉や銭湯」の入浴料です。



上位1位青森市 2位富山市 3位金沢市 4位長野市 5位前橋市

下位1位那覇市 2位岡山市 3位さいたま市 4位大分市 5位北九州市


家計調査は総務省統計局が行っているもので国民の家計収支や個人の消費動向を把握して、国や地方公共団体などが経済の政策を立案するときの基礎資料として使われています。


この家計調査の結果は、品目によってはどの自治体がナンバーワンを取るかが注目されたり、鳥取市が、かにの支出金額で全国1位を取ったことなどで、県が、かにをメインに据えた観光キャンペーンを打ったりするなど、自治体のPRや町おこしに利用されています。


調査は、人口や世帯主の年齢構成などに偏りが出ないように国が調査する地域を決めたうえでその中から無作為に選んだ全国約9000世帯が対象で、選ばれた2人以上の世帯は6か月間、単身世帯の場合は3か月間、専用の冊子もしくはインターネットサイトから回答。


回答用紙には、家庭の毎月の給料などの収入や貯蓄や負債の状況、どんなものをどれくらい、いくらで、どんな決済方法で買ったかなどの情報を細かく記入することが求められていて大変そうです。


一方で、協力した世帯には謝礼が準備されています。例えば2人以上の世帯だと、6か月協力すると金額は最大2万1000円と国が決めていて、都道府県が品物を自由に選ぶことができます。


NHKが取材したところ、2万1000円を上限に、回答できなかった月分を差し引いて、現金を振り込むという自治体が最も多く、北海道は全国で使える商品券、埼玉県はクオカードを送っていました。さらに東京都は、カレーや麺や米、ゼリーなどの品物を毎月送っているということです。