レコード大賞の歴史を振り返るシリーズの15回目です。
第15回日本レコード大賞は、1973年(昭和48年)12月31日に帝国劇場で行われました。司会は高橋圭三
第15回の大賞は、五木ひろしの「夜空」
作詞:山口洋子
作曲:平尾昌晃
編曲:竜崎孝路
その他のおもな各賞は以下のとおり
◎最優秀歌唱賞
由紀さおり「恋文」
◎最優秀新人賞
桜田淳子「わたしの青い鳥」
◎歌唱賞
西城秀樹「ちぎれた愛」
八代亜紀「なみだ恋」
チェリッシュ「白いギター」
◎大衆賞
麻丘めぐみ「わたしの彼は左きき」
ガロ「ロマンス」
沢田研二「危険なふたり」
◎新人賞
浅田美代子「赤い風船」
安西マリア「涙の太陽」
あべ静江「コーヒーショップで」
アグネス・チャン「草原の輝き」
◎作曲賞
浜圭介「そして、神戸」(歌:内山田洋とクール・ファイブ)/「街の灯り」(歌・堺正章)
◎作詩賞
阿久悠「ジョニィへの伝言」(歌:ペドロ&カプリシャス)/「じんじんさせて」(歌:山本リンダ)
◎編曲賞
竜崎孝路
「若葉のささやき」(歌:天地真理)
「夜空」は日本レコード大賞を受賞しましたが、同年末の日本歌謡大賞や第24回NHK紅白歌合戦では、「ふるさと」の方が歌われ、「夜空」は披露されませんでした。日本レコード大賞受賞曲が『NHK紅白歌合戦』で歌唱されなかったのは、この時が初めて。なお「夜空」は、五木のデビュー35周年記念として、1999年末の『第50回NHK紅白歌合戦』で紅白初披露され、さらに2017年末の『第68回NHK紅白歌合戦』では、同年7月に79歳で他界した作曲家・平尾昌晃への追悼を込めて、紅白にて18年振り2回目の歌唱となりました!