Pelorus River Track、Richmond Alpine Track① | Story of our…LIFE!

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2017〜2018『Te Araroa』を夫婦で 1895km地点まで歩きました。
ひとり旅が好きな自由な旦那と、その自由さに憧れる私。
この先2人で、どれだけの世界を見れるだろうか。
私達の人生の物語…

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Te Araroa 85日目


昨夜寝る前からひどい結露。

開けておくとサンドフライだし

閉めますよね。

朝はこれまでにない結露。

めちゃくちゃ寒い‼︎


最近スカッと起きれないのは、寒いからだ

そこをなんとか頑張って起きる。

結露に濡れながら


朝ごはんはツェルト内で。

温かいコーヒーが美味しい


寒さをこらえ、準備。

早く歩いて温めたいので、出発。


まずは下り。

すると、川渡り!

登る?川入ってく?

の、ジャンクションあり。


どうする?

『僕なら、川』

『なら、川行こう』

…そうだ、遠回りめんどくせぇ!川入る!

思い切ると気持ちがいい。

ジャブジャブ。

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この後、しばらく何回か川渡りがありました。

あとで数えたら9回以上。

最近さほど雨は多くなかったはず。

水量は多くないけど、流れが早い。

これでも足が持ってかれる。

慎重に

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やっと森へ。

ずぅっっーっと登ります。

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途中、道も崩れておりました。

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草に掴まり、命がけ。

半分くらいのところで、

おじさま(おじいちゃんに近いお歳だと思う。)とすれ違う。

おじさま、

TAかい?

火曜、水曜は雨だよ。台風来るよ。

川は渡っちゃダメだよ。

ステイだよ!』

と。

その情報はありがたい。

けど、一気に気持ちが重くなる。

天候は仕方ない

停滞すればいいだけ。

色々考えてしまい、足が動かない。

あー、泣けてくる。

チキショー!泣

なんで前に進まないんだよ!泣

辛いよ、なんなんだよ!!


それを見かねた旦那は

やめておく?

あ、ごめん。違う行くよ。

けど、我慢してたらもっとダメになるから、

ごめん…声に出してた


それにしても足が言うことを聞かない。

足!言うこと聞け!!と言い続けながら、

さらには、旦那が荷物を少し持ってくれた。

何クソで登る。


HATがあったよ!』と、先行く旦那の声。


スルーするけど、1つ目のHATに到着。

なんて景色のステキなHAT…

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これから行く、その先も。

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遠くには海も!

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濡れたツェルト、寝袋、靴、靴下、全てを干す。

ここまで遅れ気味かと思ったけど、意外と早めに着いたので少しゆっくり



今日目指すは、次のHAT

ここから5km3時間。

ロードなら1時間ちょい…


あぁ、あの山の高ーい所に、

オレンジのポールが見えてるね…

あそこいくんだねー

険しそう。

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風が強い。

『気をつけて!』『気をつけて!』

と言い合って進む。

景色がグンと変わる。

すごいな

時々振り返る。

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あの山、超えたところにHATが。
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360度、山だ遠くにも、近くにも

とにかく、北島と道が違う。

草ボーボーとか、そんなない。

泥も、かわいい程度。

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風に気をつけながら、先を目指す。

一回下って、登って、下って、登る。

目指すはSlaty HAT

今日はツェルトではなく、絶対HATで寝るのだ!


そうして風がビュンビュンの中、

岩場を登り始めたのでした。



続く。