Te Araroa 24日目
よく眠れました。
部屋に全部出してある荷物を、
またザックに詰めて…
朝8時過ぎ、SerenetyのMarionと旦那様にご挨拶に。
Marionの暖かいハグに、寂しさが溢れる。
“歩くの?
ヒッチハイクしたらいいよ。”
と、旦那様。
いや、歩きますとも…(乗りたいよ。涙)
『気をつけて‼︎楽しんでね‼︎
Merry Christmas‼︎』
と見送られ、
出発。
食料の増えた、重たいザックを背負い、ストックを両手に、サンダルではなく靴を履くと、それとなく身体がちゃんと反応してる。
気合いが入るのか、諦めなのか…
ゼロデイの身軽な格好より、なにかしらシックリもくる。
けど…3日分の食料が増えると(旦那さん7割、私3割)それだけで重みが違う。
だんだんと肩に食い込んでくる。
やっぱ、身軽なのがいっか…笑
スタート地点まで数km歩き、ここで街の名前の間違いに気づく。
今朝までいたところは、
“Mangawhai Heads”
4kmほど先の街が、
“Mangawhai”
でした。
“Mangawhai”に着いて、トイレ発見!
入ってみると、ドアの鍵はタッチ式。
そして、それをちゃんと喋って教えてくれる。
説明?みたいなのが終わると、音楽が流れ出す。
そんな音楽聴いてるほど滞在しないけど、
センサー働きまくり。
アスファルトでも、車がビュンビュンでも、
ちゃんと歩道があるのは本当にありがたい…
車の風圧と、音や、避けるという事がないだけでも楽に感じる。
そして砂利道に。車が通ると…
砂埃地獄。
車が通るたび、ドワァァーーモヤモヤーーと、
辺り一面砂埃まみれ…ゲホゲホ。
そりゃ、草木も灰色なわけだわ。
早く抜けたいがために、早歩き。
しかし、最後の最後まで砂埃…
そして、やっとBeachに‼︎
なかなか辿り着けない感覚のBeach…
まずは軽く3km。
すると、出たー
一回軽く、小山登りますルート。
たったの1kmだけど、ギュンッて登るやつ。
そして、またBeachに再会。
次は、12km。
頑張れる範囲。
肩の痛みへの集中力を散らかしたく、
音楽聴きながら歩いてみる。
『平井 大』(堅、じゃないよ。)
海といえば、平井 大。
ぴったりやなーと思いながら、スイスイ。
すると、後ろから、バギーに乗ったご夫婦が。
『乗ってくかい?』
いやいや、それ、4人乗れるの?笑
と思いながら、
『歩きます、ありがとう‼︎』
と伝え、去っていくバギーを
早いなぁ…と目で追う自分…
それでも歩けば、近づいてくる。
餌狙いのカモメと、
シェルリング(ガイドブックに載ってた)
焼けたな…指。
今夜の宿泊先は『Pakiri Beach Holiday Park』
目の前にあるのに、道がないぞー。
って事がよくある。
すぐそこなのに…
と迷ってると、宿泊客の家族6、7人が
揃ってこっちをガン見。
そして、
『違うよ!こっちだ!こっちに回ってこーい!』とみんなで教えてくれた。
優しいなぁ…
辿り着くと、やったぜ!のガッツポーズと
なぜか拍手。
優しいなぁ…笑
本日は久々のテント泊!
さすがテント場!張りやすい!
隣に南から来た親父ハイカーさん。
やや、臭う…
シャワーしてね。
私たちのテン場エリアに寝転びくつろぐ。笑
『ここから来たよ』とGPSを見せてくれる。
ツェルトを張り、夕食の準備。
今夜は『ペンネ』
味付けはカップスープ。マッシュルーム味。
ん~、やっぱなんか違うなぁ…
と、結局ラーメン、リゾットに戻りそうな予感。
食器を洗いに、そして、お口直しに、昨日買っておいたcarrot cakeと紅茶を楽しむためにキッチンへ。
美味いな…やっぱ。
Aucklandにもあるかな…
食べながら、2人で話す。
日本にはこんなにキャンプサイトは充実してないよねと。
あちこちにあって、みんな本当に大好きなんだろなぁ…。
家族と。友達と。(ハイカーも。)
ガスも水道も冷蔵庫もレンジもトースターも。
シャワーも浴びれて…
久々のツェルト&寝袋。
明日は山。泥?
本日のTe Araroa歩行距離27km
total477km(地点)