なんでこうもつらいことばかり起こるの?
自分では対処出来ない出来事があると、多くの人は自己嫌悪におちいりますね。
力があるうちはなんとか脱出を試みてあれこれやってみる。
それでも抜け出せなくなると精神力を必要以上にすり減らした自分に気付き、一気に自己嫌悪におちいってしまう。
そんな時、どうしたらいいか。
これは対処法というよりも、僕からのお願いなんですが…。
立ち直れないくらい落ち込んだ時は、その時の気持ちを十分に味わってほしいんです。
彼氏にフラれた、仕事でミスをした、友達の輪から外された、リストラにあった、詐欺にあった、就職出来ない、大切な人を許せない。
きっかけは色々あると思うのですが、無理に脱出しようとするのではなく、すぐに立ち直ろうとするのでもなく、味わってほしいんです。
なんでかというと、
その経験が、誰かを救うきっかけになるからなんです。
僕もそこそこたくさんの人に会ってきましたが、本当に引き込まれるような魅力を持っている人は大概皆さん優しくて温かくて、柔らかい。
…雰囲気の話ですよ。
極端な話、僕がいくら悪態をついても喧嘩にならないくらいに深い優しさを持っているんです。
でも、そういう人に限って生い立ちを聞くと、壮絶な人生を歩んでいる。
その壮絶な経験の中で、自分の心や人の心を見つめているんですね。
自分が傷ついたことをしっかりと受け止めることが出来る人は、心の脆さを知っているから不用意に誰かを傷つけたりしない。
傷ついた誰かを不用意に慰めたりしない。
傷ついた誰かを不用意に励ましたりしない。
本当の優しさを知っている、そんな大人が一人でも増えれば、もっともっとたくさんの子供達が安心して生きれる環境になっていくと思うわけです。
せっかく直面したツラさなら、十分に味わって誰かを癒す経験にしてほしいと思うわけです。
隅から隅まで味わい尽くそうと思えば案外その悲しみは深くないことに気付けたりするものですから。
と、大阪城の石垣の端っこで考えておりました。
あれ?
あっちのほうが端っこか?
あれ?
逆にはもっと端っこぽいところがあるぞ。
案外広いな、大阪城。