昨日行われました、平田クリテリウムの初戦でマスターズクラスを制覇。勝利を支えたのは、ENGINE11のカーボンロードバイク「MACH1」と、Sfidareカーボンチューブレスホイールの完璧な組み合わせです。



 

トレーニングでの優れたフィーリングをレースでさらに昇華させたこのセットアップの技術的優位性を、クリテリウムでの実績と共にテクニカルに解説します。

 

MACH1の技術的基盤:設計と素材

 

ENGINE11 MACH1は、高弾性カーボンと中弾性カーボンを組み合わせたエアロロードフレームで、クリテリウムの短時間・高強度レースに最適化。NACA準拠のエアロチューブ形状により、CdA(空気抵抗係数×前面投影面積)を最小化し、30〜50km/hの速度域で空気抵抗を低減。フレーム剛性は特にボトムブラケット(BB)周辺で高く設定され、ペダリングパワーをロスなく推進力に変換します。トレーニングでは軽快なハンドリングとパワー伝達に魅了されていましたが、平田クリテリウムのパワーコースでもその真価が明らかになりました。


 

Sfidareカーボンチューブレスホイールとのシナジー

 

MACH1のパフォーマンスを最大限に引き出したのは、Sfidareカーボンチューブレスホイール(リムハイト推定38mm、幅約28mm)。このホイールは、軽量性(ペア重量約1,400g)、高剛性、エアロ性能を兼ね備え、MACH1のフレーム特性と驚異的な相性を発揮しました。以下、その技術的マッチングのポイントです。

 

  • エアロダイナミクス:SfidareホイールのU字型リムプロファイルは、MACH1のNACA準拠フレームと空力的に調和。風洞データは非公開だが、30〜45km/hのクリテリウム巡航速度で空気抵抗を効果的に低減。バックストレートでのアタック時(約50km/h)、ホイールのエアロ効果が速度維持に貢献。

  • 剛性とレスポンス:Sfidareのハブとスポーク配置(高張力ストレートプルスポーク、フロント20本/リア24本)は横剛性を強化。MACH1の高剛性BBと相まって、コーナー立ち上がりでの瞬発的な加速が際立つ。実際、コーナー出口から10m地点あたりの速度回復が速い感覚。

  • チューブレスによる転がり抵抗の低減:チューブレス仕様(タイヤはパナレーサーアジリスト25mm、気圧7.0bar)は、転がり抵抗を低減。クリテリウムの頻繁な加速・減速でエネルギーロスを抑え、後半の疲労局面でもペダリング効率を維持。

  • 軽量性:Sfidareホイールの軽量設計は、MACH1のフレーム(推定850g、サイズM)と組み合わせることで、加速時のレスポンスをさらに向上。クリテリウムの「ストップ&ゴー」で明確なアドバンテージ。



コーナーリング性能:フレームとホイールの融合

 

平田クリテリウムのコースは、1周約1.5kmに4つの直角のコーナーを含むレイアウト。MACH1のジオメトリ(ホイールベース約985mm、ヘッド角約72.5°)は、鋭いハンドリングと安定性を両立。

 

Sfidareホイールの高剛性リムとワイドリム設計(内幅約21mm)は、コーナー進入時のブレーキングやバンク時の横荷重に耐え、タイヤの接地感を強化。コーナー立ち上がりでは、MACH1のBB剛性とSfidareのハブ剛性がパワーをダイレクトに後輪に伝え、ライバルを圧倒する加速を実現しました。

 

レース後半の優位性:疲労時の信頼感

 

クリテリウムの勝負は後半、脚が重くなりペダリングが力任せになる局面で決まります。昨日は最終ラップのバックストレート(約1000m)でアタックを仕掛け、単独で抜け出す展開。速度は45km/hから50km/h超へ。この局面で、MACH1とSfidareの組み合わせが真価を発揮しました。

 

MACH1のエアロフレームとSfidareホイールのU字リムは、高速域での空気抵抗を抑え、速度維持を容易に。

 

チェーンステーの非対称設計(駆動側の高剛性)とSfidareのストレートプルスポークは、疲労時の荒々しいペダリングでもパワーロスを最小限に抑制。ラスト1000mの単独走行では、チューブレスホイールの低転がり抵抗が推進力を後押しし、「バイクが自ら進む」感覚を体感。ゴールスプリントでのリードは、このセットアップの技術的シナジーの結晶です。

 

このセットアップの技術的優位性をまとめます:

  • エアロ性能:MACH1のNACAチューブとSfidareのU字リムで、クリテリウムの速度域(30〜50km/h)で空気抵抗を最適化。

  • 剛性バランス:MACH1の高剛性BBとSfidareのハブ・リム剛性が、加速とパワー伝達で圧倒的効率。

  • ジオメトリとホイール:MACH1の短ホイールベースとSfidareのワイドリムで、コーナーリングの安定性と接地感を強化。

  • チューブレス効果:Sfidareのチューブレス仕様が転がり抵抗を低減し、後半のエネルギー効率を向上。

  • 軽量性:フレームとホイールの軽量設計(総重量約7.2kg推定)が、頻繁な加速でアドバンテージ。



 

結論:クリテリウムを支配する究極のセットアップ

平田クリテリウム初戦のマスターズクラス優勝は、ENGINE11 MACH1とSfidareカーボンチューブレスホイールの技術的シナジーなくしては実現しませんでした。フレームのエアロ性能と剛性、ホイールの軽量性と空力特性が、コーナーリング、加速、巡航の全てでライバルを圧倒。後半の疲労局面での「ライダーを助ける」信頼感は、この組み合わせのエンジニアリングの結晶です。

次戦もMACH1とSfidareで、クリテリウムを制覇したいです。勝利を追求するライダーにとって、このセットアップは最高の武器。ENGINE11 MACH1とSfidareカーボンチューブレスホイールのポテンシャルを、ぜひ平田クリテ会場で体感してみてください!