ドライバー:Zixuan Tang
クラス:Junior MAX
Rd.3
Time trial:P12 / 18
※Flag ignoring penalty.
Heat1:P9 / 24
Heat2:DNF
Final:P9 / 34
タイムトライアルでは、グループ内6番手タイムを記録するもイエローフラッグ無視による1st &2ndベストタイムを抹消され12番手。
前回のブラックフラッグ無視の失敗が生かされていなく、先行き不安な状態で始まりました。
予選ヒート1回目は16番手スタートから順調に順位を上げ、9番手までポジションアップ。
予選ヒート2回目は、ダミーグリッドに並んでいる時点でZixuanは1コーナー上の観覧席に。
自身のグループを勘違いしていたらしく、慌ててヘルメット等を取りに行き準備をしてギリギリスタートに間に合いました。
落ち着いてスタートが出来なかった事もあってか、スタート直後の立ち位置を失敗し2コーナーから6コーナーまで全てアウト側で走行し、タイヤはピックアップしグリップせず、アンラッキーも加わって前車の混乱に巻き込まれてしまい接触クラッシュ。
そのままピットインとなりました。
決勝ヒートは20番手スタートからシングルの9番手まで順位を上げフィニッシュ。
Zixuanと4度目のコンビとして、決勝ヒートで初めてチェッカーを受けることが出来ました。
Rd.4
Time trial:P4 / 18
Heat1:P7 / 23
Heat2:P14 / 24
※Pushing penalty.
Final:P6 / 33
迎えた最終日の第4戦。
前回のレースでは1戦目の予選ヒート1回目で失格となり翌日のレースまで悪い雰囲気を引きずったのですが、今回は前日のレース内で取ったデータを元に第4戦を迎える事が出来ました。
タイムトライアルではまずまず好調にグループ内4番手タイムを記録。
予選ヒート1回目は5番手スタートから、2つポジションを落として7番手。
予選ヒート2回目は、レース展開をうまく利用し2番手まで上がりますが、最終ラップの5コーナーで前車をプッシングしペナルティ。
これも前回のレース同様の失敗。
チェッカー自体はトップで受けましたが、5秒加算のペナルティを受け14番手となりました。
決勝ヒート、15番手スタートからしっかりとレースをしてくれて入賞圏内へ一歩手前となる6番手でチェッカーを受けました。
両レース共、速さはあったのですがこれまでの失敗を生かす事が出来ていなく今回も残念なレースとなりました。
ですが、これまで決勝ヒートはチェッカーを受ける事が出来ていなかったのでそれに関しては一歩前進かなとは思います。
またレース終了後、Zixuanのお父さんから通訳の方を通して感謝を伝えたいと言われ『日本のレースでは、あなたが一番良いメカニックだ。いつも感謝しています。』と言葉を頂きました。
どちらかと言うと、これまで寡黙な方の印象だったので素直にこの言葉は嬉しかったです。
また、Zixuan自身も今年のレースが始まる前に担当メカニックは僕が良いと言ってくれていたそうです。
僕が考えるセッティングを、良い時は最大限に生かし、悪い時にはドライビングで上手くコントロールしてくれているのでデータを取る際にもかなり助けられています。
また僕が見る限りでは、Zixuanのブレーキングはトップクラスだと思います。
そのドライビングスキルの高さをなかなか結果に結び付ける事が出来ずに残念なレースが続いていますが、Zixuan自身がメンタルさえコントロール出来れば、次戦の最終戦こそ全てのヒートにおいてペナルティ無く進め良い結果に繋がるのではないかと思います。
今回もオファーを下さった株式会社栄光様、そして僕を指名してくれたZixuan、本当にありがとうございました。
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