2023年SLカートミーティング神戸シリーズ第2戦リザルト | To The Top !!

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レーシングカートショップ・HEROes1048style代表、柴山俊哉です!経歴としてはレーシングカートを始めとし、フォーミュラーカーレースやスーパー耐久に参戦。現在はカートショップオーナーとして、若手育成やチームメンバーの走行&レースサポートをしています。

2023年SLカートミーティング神戸シリーズ第2戦リザルト
 
SSクラス
第7位:三宅 右真 選手
 
SSSクラス
第6位:Lu Weibin 選手
 
昨年の10月ぶりとなった神戸スポーツサーキットでのレース。
 
今年の3月にコースの一部が改修され、レイアウトも変わりドライバーのマシンの走らせ方、マシンセットも新たに考え直す必要がありました。
 
右真はレース1週間前の2日間を使い、初日はコースの習熟をメイン、2日目はマシンセットを詰めレースウィーク入りしました。
 
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レースウィークは天候が下り坂方向。
 
雨絡みのレースとなるのか、ならないのかが微妙なところでしたが、初日は1週間前の走行を総括的に進め、マシンセットもあと1つテストしたいところで降雨。
 
新レイアウトでの走行経験は無かったので、本来は走行したかったのですが、翌日のレースはドライコンディションの方向だった為に、今回はマシンの安全を優先しその日は終了。
 
レース当日、予想より雨が長引いてしまい公式練習兼タイムトライアルはハーフウェット状態。
 
とはいえ、ハーフウエットからドライコンディションへ変わる瀬戸際だった為、タイヤをドライでいくのかレインでいくのか、マシンセットもドライ方向なのかレイン方向なのか、どちらを取るのか本当に最後の最後まで悩みました。
 
マシンセットは急な路面回復にも降雨にも対応出来るようにし、タイヤは前クラスのタイムを参考にレインをチョイスする事にしました。
 
コースイン自体もレインタイヤへの負担を少しでも少なくする為、コースクリアから数分経った時点でコースイン。
 
予定では計測開始とほぼ同時にアタック周となるつもりでしたが、7秒ほど時間がずれてしまいアタック周回を1周失ってしまい結果は9番手。
 
もう少しセットをレイン方向に向けておけば良かったかなと思う内容でしたが、難しいコンディションの中でも最低限のタイムと順位を獲得してくれたと思います。
 
予選ヒートはコースの一部が濡れているところもありましたが、ほぼ完全にドライコンディション。
 
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イン側スタートとなったオープニングラップは10番手で通過し、序盤は一時12番手までポジションを落としてしまいますが、焦る事無く着実にポジションを戻し、中盤から終盤に掛けて10番手での単独走行が続きました。
 
最終ラップ、前車の小競り合いをうまく利用して一気に7番手までポジションを上げてチェッカー。
 
また前車のフェアリングペナルティもあり、決勝ヒートは6番手からのスタートとなりました。
 
フィニッシュとしては7番手と平凡かもしれませんが、右真のこれまでのレースの中でも特に良かったレースだと思います。
 
迎えた決勝ヒート、アウト側スタートだった事もあり少しポジションを下げ1周目は8番手で帰って来ます。
 
これまで苦手だったスタートでの出遅れも無く、アウト側からのスタートで若干の混戦があった中で接触も無く、もちろん止まる事も無く、自分の立ち位置をしっかりと示して帰って来たのは強くなった成長の証。
 
3周目に入る1コーナーで前車のスリップに入り2コーナーでパッシングが出来そうなチャンスが巡って来ますが、1コーナーでの前車に着いて行く手法を少し誤ってしまい2コーナーでパッシングする事が出来ませんでした。
 
そのタイミングで前車の7番手と6番手の距離が出来てしまい、右真が7番手に上がった際から数周単独走行が続いてしまいます。
 
そこから5番手6番手争いに追い付きますが、一歩届かずの7番手でのチェッカーとなりました。
 
今回のレース、前日の最後にテストしたかった内容を右真と話をし、実践テストも含めて持って行ったセットが少し機能しませんでしたが、内容としてはすごく良いレースが出来たと思います。
 
今回の結果と内容を整理し、次戦にはより精度を高く内容の濃いレースが出来るようにしたいと思います。
 
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当チームに加入し2戦目で神戸のSSSクラスに参戦のLu。
 
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前日1日のみの練習で参戦というチャレンジングなレースでどこまで通用するのか楽しみでした。
 
朝の公式練習兼タイムトライアルはドライタイヤを選択。
 
とても難しいコンディションでしたが、Lu持ち前の勢いとガッツある走りでアタックを続け、ベテランドライバーが多い中、一時は4番手タイムを記録します。
 
最後はタイムを上げる事が出来ずに6番手でフィニッシュ。
 
予選ヒート、難しいアウト側からのスタートもしっかりと決め、1周目の4コーナーで前車に仕掛けるもパッシング成功とまでは至らずでしたが、1周目を5番手で帰って来ます。
 
序盤は悪くない走りで2番手争い集団について行きますが、小さなミスが積み重なり徐々に前車と差が開きます。
 
レース中盤に最終コーナーで1ポジションダウン。
 
そこからリズムを崩してしまい、最後は7番手でチェッカーとなりました。
 
決勝ヒート、Luの予選ヒートのフィードバックを元にセットを変更し臨みます。
 
1周目の2コーナーをアウト側から仕掛け1ポジションアップ、勢いそのままに6コーナーで更に1ポジションアップ、2周目の5コーナーで路面の濡れていた部分に若干足を取られ6コーナーで1ポジションダウンと順位がめまぐるしく変わります。
 
5周目に入る1コーナーで一気に2台にさされてしまい7番手へ。
 
このまま気持ちが途切れてしまうかと心配しましたが、決して諦める事無い走りで4番手争いについて行きます。
 
残り2周となった6コーナーで前車へパッシングを試みるも少し止まりきれなかった感が有り接触してしまいます。
 
最後は6番手でのフィニッシュとなりました。
 
Luはレース後に悔しい表情を見せていましたが、走行量を考えると今回のレースはかなりチャレンジングで、見ている方に楽しませてくれる十分に良いレースをしてくれたと思います。
 
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次戦は今回よりも上位でレースが出来るようにしていきましょう。
 
今回のレースには、レースウィークを通して、む~がLuのメカニックを担当してくれました。
 
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初のメカニックで1つもミス無くこなしてくれた事に感謝しています。
 
今回の経験を元に、また自身のレースにも活かして欲しいと思います。
 
また2日間お手伝い頂いた、みなみ、三宅さん、沢山の素敵な写真を撮ってくれたXinさん、ありがとうございました。
 
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