夫婦のあゆみ | 少しずつ

少しずつ

いつも後回しにしてた自分のこと
これからは大切にして生きよう
少しずつでいいから


先日、東京へ行き


お友だちと二人でランチをしてきたのだけど






旦那さんがね




「ママも東京へ」

「ひとりで行くようになったか~」












と、しみじみと言うのです











なんか、その言い方が






たまらなく愛情がこもっていて













めっちゃウケたのです













じぶんでは




東京どころか



北海道だって九州だって



なんなら


海外だって



飛行機や新幹線でびゅーんと


行けてるイメージが




あったのです














でも






それができるようになるまでの



過程を





旦那さんは 



いちばん近くで見ていてくれて










なんなら




わたしが行くと決めたことを




「やっぱり、行きたくない」



って泣き出した時も










「行っておいで」



「その土地に行って」

「じぶんの足で立っておいで」






そうやって




送り出してくれたり











「もう動けない」


「どこにも行きたくない」


「ずっと、ここに居たい」








と言って力尽きた時は









そんなわたしに




「そかそか」って




言葉少なめに


そこに居てくれたなぁ…








なんて思い出して












そんなわたしの紆余曲折を知っている



旦那さんのことばを



受け取り直したら









なんだかじーん♡としました














ひとりでできるようになったわけではなく




そこに



居てくれた人たちの存在が






わたしの物語には


欠かせなくて







いまも





こうして文章を綴りながら






何が起きても


大丈夫だったなぁと振り返るのです










お金がなかった頃



引き落としができなくて





自宅に督促状が届いたことがあって







あの時も




なんとか支払いに間に合うように

右往左往しながら

かき集めて 支払えた時とは


また違う感覚を味わったのでした





引き落としができなくて

迷惑をかけたのは こちらなのに


わたしのために郵便代を使い手間をかけ


丁寧に連絡が届いたこと



次回引き落としをいついつさせていただきます

いついつまでに、ご入金くださいますよう
お願い申し上げます



みたいな文章を読んで




その日ならお給料が入ったあとだから

大丈夫だと安心して








なんて


やさしい世界なんだと泣いたことを


心とからだは覚えていて






何があっても


生かされているうちは


生きていける



護られている




そんなことも経験できたなぁ…











旦那さんがしみじみと言った


「ママも東京へ」

「ひとりで行くようになったか~」





そこに込められた愛情を


しずかに受け取り




夫婦として過ごしてきた

日々にありがとう♡



お互いによく頑張ってきたね


いろんなことがあったねと


そっと手を合わせたのでした













ありがとうございます


よん♡