愛犬チワワ 15歳11ヵ月
くぅ (男の子) と過ごした日々
そして
旅立った 11月1日から
過ごした5日間
くぅ は
ただただ眠り
何も話さないけれど
「くぅ 頑張ったね」
「くぅ 楽しかったね」
「くぅ いっぱい遊んだね」
「くぅ 出会えてよかったよ」
「愛してるよ」
「ありがとうね」
言葉にしてみたり
こころの中で話しかけたり…
そして迎えた
くぅ との
さいごのひ
11月6日 (日) am 9:30
家族みんなで おくりました
お別れまで
まだ日にちがある…
だなんて思ってたけれど
日が迫るにつれて
涙腺は崩壊
引いては寄せる波のように
ふとしたときに
涙があふれる中
お湯を用意して
まっさらな 白いタオルを固く絞り
丁寧に 全身の清拭をして
くぅが 安らかに眠れるようにと
心をこめて
お別れの準備をしていった
およそ 16年前
くぅ と いっしょに
わが家へとやって来た
愛犬 チワワ キャンディ (女の子)
2019年に 12歳3ヶ月で 先に旅立った
キャンちゃんの時と同じく
ペットセレモニーは
個別火葬をお願いした
セレモニー当日
火葬台に敷かれた
光沢のある 真っ白な
ペット用のお布団に
もう 抱けることのなくなる
くぅを
そっと 抱いて
寝かして
さいごのお別れ
それまでに泣きすぎたのか
涙は
しずかに流れるものの
からだに
あたたかさを感じたまま
「くぅ 頑張ったね」
「くぅ ありがとうね」
「愛してるよ」
落ち着いて お別れができた
火葬の点火 一時間後には
お骨上げ (拾骨)
そこには
一時間前の くぅの肉体はなく
横たわり 眠ったままの くぅと
再会
これまで 撫でてきた
くぅ の姿ではないけれど
確かに それは くぅ だった
愛おしい くぅ
丁寧に
お骨の部位説明をしてくださるのを
ききながら
胸の前で 手を合わせた
骨壺に納められた
小さな くぅを受け取り
セレモニーを無事に終えた
16年に渡り
ずっと お世話になった
どうぶつ病院から届いた
お花
そして
まるで
向き合って話しているかのような
くぅちゃん と キャンちゃん
16年前
当時 小学生だった
わが家の息子たち
ふたり いっしょの部屋で
くっついていた
生まれて まもない チワワに出会った
ひとりずつ
部屋から出してもらい
抱っこさせてもらったとき
部屋でひとりぼっちになった
もう ひとりの子が
ずっと 扉の前で
戻ってくるのを待っていて
その姿が 印象的だった
「この子たちは」
「うちが飼わないと」
「ふたり バラバラになっちゃう…」
そう つぶやいた次男は
小さな ちいさな チワワを
抱っこして
うるうるしながら
遠くを見つめていた
その様子を見ていたのは
犬や猫が苦手で
幼少期に実家で飼っていた 犬
ポチ を
一度もさわることのなかった
母 (←わたし)
それを知っていた
旦那さんが
「ママがいいなら いいよ」
あの日のことが
鮮明に思い出される
日々
家族が家の中で暮らすように
この家の
好きな場所で お昼寝したり
走り回ったり
日向ぼっこしたり
階段をのぼって 2階の部屋にいたり
呼ぶと おりてきたり…
人も犬も
お互いに
家族として
自由に過ごしてきた
あっ、泣けちゃう…
ケージに入れて飼いたくない わたしと
意見が合わなくて
はじめの頃は
旦那さんともケンカしたなぁ
旦那さんの言いたいことも
理解できたけれど
頑固なわたしは
どうしても 譲れなかったなぁ
ケージに入れたくなかったなぁ
いつのまにか
開けっ放しのケージ = トイレ
という認識になっていって
帰宅すると
玄関まで 来て
全身で喜びを表現して
しっぽをふる姿が
可愛かったなぁ
ここ数ヵ月は
眠ることが多くなり
疾患によって
まっすぐに 歩くことができなくなった
くぅが
それでも
トイレの場所まで行こうと
ゆっくり ゆっくり
椅子の脚や 壁で休憩しながら
一生懸命 歩く姿に
旦那さんと 涙した あの日
見るに たえられず
「ん? トイレ行くの?」
くぅを抱き上げ
トイレへ運んであげることも
増えて
最終的に
オムツにしたのは
なくなる数日前だった
いっしょの空間で
たくさんの時間を過ごし
同じ景色をみてきた
チワワたち
キャンちゃん と くぅちゃん
たくさんの愛をくれた
大切な家族です
ありがとうございます
合掌
また
お空で ふたり
いっしょにあそんでね♡
ありがとうございます
よん♡