コンテンポラリーダンスって
名前は何度か聞いたことはあるけど
実際に 体験したのは 初めてで…
って… 体験!?
いや、わたしが出演したのではないけど
観るとか 聴くに
留まらないものがあって
まさに
体験した感覚なのです
仲良くさせてもらっている
妹のような存在の
asanonaca
あさのなかちゃんが
出演するということで
お友だちと ふたりで観覧
舞台は 床も壁も
ほぼ 黒く… 無機質な感じ
そこへ
あらわれ
出演者たちは
ひとり もしくは ふたりで
思い思いの表現をする
個性が光る
シーンとした場内
最小限に抑えられた
照明の光の中で
舞う
トップバッターのダンスから
わたしの中の何かに
ふれた…
この静けさの中
鼻水をすすろうものなら
舞台の邪魔になる…
わたしの思考レベルでは
そんなことを思いながらも
からだじゅうで
コンテンポラリーダンスを
感じることを
体験した
9組のダンサー
どこを どう切り取っても
きっと
そのひとにしか表現できない
誰にも 真似できないであろう
ひとすじの光がみえて
その光が
観客席にひろがっていく
さらに
会場を突き抜けて
その光は進み続ける
必要な人へと
届けられる光のように…
何度も
そんな感覚になり
涙腺がゆるんだ
セリフはなくとも
からだ 全身で表現する美しさ
こんな世界があるんだなぁ
そして
あさのなかちゃんの作品
Why do the petals fall ?
~どうして花は散っていくの?~
振付 照明 音楽 構成 出演
すべて
自分で考えること自体
ビックリするのだけれど
真っ白な 衣装に 身を包んだ
彼女の美しさ
そして
両方の耳には
真っ白な 補聴器
そう
今回のパンフレットの
彼女の紹介文にもあるように
先天性の聴覚障害者として生まれた
彼女が
わたし
そして わたしたちに
みせてくれる世界は
果てしなく 美しい
可能性って
なんなんだろう
いつも
ちっぽけになりたがる わたし
ちっぽけな じぶんでいることの
安全や安心を
選択する 癖がついている
わたしに
彼女は
真っ直ぐに生きる
彼女という存在そのものを
りきむことなく
やわらかく つかって
メッセージとして
みせてくれる
真っ暗な舞台に
真っ白な衣装であらわれた
彼女にあてられた
スポットライト
広い舞台の
一ヶ所に とどまりながらも
その表現力は
溢れんばかりに
伝わってくる
彼女が舞う
すっと伸びた きれいな腕
指先まで
しなやかに 表現する
まるで 千手観音のよう
表現した 花は
わたしには
蓮の花にみえた
美しかった
本当に 美しかった
いまも
目を閉じれば
美しい花が
咲く
あさちゃん
あなたに出会えたことに
ありがとう
そしてね
いくつもの光を
教えてくれる あなたの存在に
敬意を表します
いろんな感覚が研ぎ澄まされた
ナゴコン Grow!!
皆さん ありがとうございました
ふたりの手と手を合わせて
つくる お花
手を合わせることはあっても
ひらくことは
なかったなぁ
これからは
合わせた手を そっとひらいてみよう
怖いまま…
ありがとうございます
よん♡