30数年前からの自分の物語を写し書いています。今現在の事ではありません(1991年7月31歳)
ここ一週間仕事に追いまくられ、毎日帰宅は9時。疲れ果てて仕事以外は何もできません。せめて日曜日にと思うけれど、この日はどうしても体が動かない。
体の不調にことかけて怠け者なのだと思う。
字を見ただけで頭が痛くなる。
焦る…
ほんの少し机に座っただけで酷く肩が凝る。
焦る…。
教会には行かず、祈りもせず。
焦る…。
焦る…。
そして落ち込む。
さっきチラッと横目でテレビを一瞥しただけで、二階へ上がりました。芥川賞発表だそうです。
私には作家なんて程遠い。この道はそんな方向へは向いていない。歩いても、歩いても到達しない。
エジソンが「1%のインスピレーションと99%の汗」だと言ったけれど、「99パーセントの汗を流しても、後あとわずか1%がなければ到達できないものがある」何て言える立場じゃない。私の流した汗はどう高く見積もっても1%止まり。
ただ、彼が言う様に神が問いかけたクエスチョンは、必ず求めれば答えが用意されていると私も思う。その答えは惰性で同じ生活を緊張感なしに繰り返していては見つからないという事も知っている…。
10年勉強しようと思って、わずか一年でとん挫。
甘いんだと思う。覚悟が無いんだと思う。
もっと奥歯を噛みしめて、腰の帯を締め直せ。今は土の下に根をしっかり下ろす時なのだから。
あの何百年も生きている大木の根の深さを誰も知らない。
あそこまで立ち上がる為に労した力を。