なんでラテン語のあの膨大な活用をなかなか記憶できないかといったら、それは口に出してみる機会がないからだと思います。

 

昔古文単語を覚える時に言われました。「憶えるのに一番いい方法は実際に使ってみること」。「これ、メッチャおいしい」⇒「これ、いとうまし」などと。まあ英語やフランス語、中国語でも、何だかルー大柴のようですが、一応出来るでしょう。

 

でもラテン語だとそういうことができない。ラテン語には格があり複雑だからです。だから使ってみる、一対一対応で日本語表現と

外国語表現を考えることができません。これ、ドイツ語にも格がありますが、ドイツ語には「エストテンテン」というのがあり、まだその批判を一定程度免れております。

 

しかもラテン語は死んだ言語であるから、誰も日常的に使用していません。だから益々学習者は声に出さない。積極的に声に出すようにしましょう。