いつも読んでいただいて感謝します。


5年前の9月3日の

朝 6時40分。


何が起きたのかも分からずに

ただ痛みに耐えて

這いずっていた子猫を

ミルキーさんが

抱き上げてくれました。


もし ミルキーさんが通らなかったら

もし 私がミルキーさんを知らなかったら


いくつもの

糸が繋がって

我が家のりーくんが

今  ここにいます。




ミルキーさんのブログから抜粋しました。
※※※※※
【⠀ ロードキル(路上死)⠀】
外にいる猫たちにとっては
人間の作りだした車も
運転している人間も
恐怖の対象です。
※※※※※


野良猫さんの
不妊去勢手術の大切さは
たくさんの人が言っていますが

実はロードキルを減らすことにも
とても重要です。

猫さんたちが
繁殖期に入った時
メス猫さんを追いかけたり
オス猫さん同士がケンカしたりして
道路に飛び出すことが多いのです。

不妊去勢手術をすることで
少しでも
そういう行動を防ぐことが出来ます。


車を運転していると
何年かに一度は
車に轢かれた猫さんを
見ることがあります。

猫かもしれない…
そう思って戻ったことが何度もあります。


それが紙袋だったときの
安堵感。
猫さんだった時の
込み上げてくる哀しみ。

車にダンボールと
バスタオルを積んでいます。
りーくんのように
息があれば病院へ。

亡くなっていたら
斎場へ(私の市は野良猫さんは無料です)


辛いですが
何度も何度も轢かれたまま
その姿を晒しているのは
あまりにも哀しいですから。

車に轢かれるのは
猫だけではありません。

これだけ野生動物が棲む領域に
人間が侵略してきた結果
私の住む住宅地には
タヌキも
キツネも
イタチも
ハクビシンも
サルも
出没します。

タヌキの
路上死も見たことがあります。

後ろ足を引き摺って歩く
キツネもいます。
事故で怪我を負ったと思われます。
夜の給餌に出向くと
痩せたキツネが座っていたりします。

「  待っていたんやね! 」

声をかけてフードを置いておきます。

                      視線の先は外猫さん

ロードキルの頭数は
猫の統計はありますが
野生の動物たちがどれだけ
車の犠牲になっているのかは
分かりません。
(数えられることもありません)

人ならば
救急車も呼んでもらえるけれど
動物は死を待つばかりです。

         狭い  重い  暑いんですけどくっついています


ミルキーさんのブログから抜粋しました。

車に何度も轢かれた体を
バスタオルでくるむのは
私も躊躇するかもしれません。

それでも
もしもそんな場面に遭遇したら
目をそらさないように
見ないふりをしないように

そう心に決めています。


もしもあの日
りーくんにもう息がなかったら
りーくんと会うことは無かった。
もしもあの日
ミルキーさんが通らなかったら
りーくんは人に抱かれることは無かった。
他の人たちは足早に通り過ぎていきました。
もしもあの日……

いくつものもしもが重なって
今年も9月3日が過ぎました。

あなたにも
そんな『  もしも  』が
いつかやってくるかもしれません。
そんな時はどうか
その手は猫のために
差し出されますように…。

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 𖤣𖥧𖥣𖡡𖥧𖤣 ┈┈


見捨てて置けない。
だから手を差し伸べる。

けれども
誰にでも限界はあります。
たくさんのエールを…
そしてneko1さんの
気持ちが届きますように…

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 𖤣𖥧𖥣𖡡𖥧𖤣 ┈┈

          夜明け  9月1日午前5時14分
           夜明けに残る月  9月1日午前5時15分