徒然草の中に出てくる
『高名の木登り』
の一節に、
木登りの名人が
弟子の木登りを見ています。
木の高い所にいる時は
何も言いいません。
ところが、
木の低い所に来た時に
『過ちすな、心して降りよ』
(ミスするな、気をつけろ)
と声をかけます。
それを見学していた人が、
名人に
なぜ、高い危ない所では声をかけず
低い安全な所で声をかけたのか?
逆ではないか???
と問いかけます。
どうですか?
そりゃ、
そうですよね^_^;
普通、
高くて危ない時に
一声かけるのが
道理ってもんです(T_T)
にも関わらず、
なぜ名人は
高い所では声をかけず
低い所で声をかけたのか⁈
名人曰く、
高い所では
自分も危険だと思っているから
慎重に登っているので
過ちは少ない
しかし、
低い所ては、
もう大丈夫
と気を抜いてしまい
ケガをする可能性がある
だから、
低い所で
声をかけたのだ
と。
交通死亡事故も
目晴らしの悪い急カーブより
え、なんでこんなところで?
と思う
見晴らしの良い交差点
の方がおきやすかったりします。
野球も
ノーアウト満塁は必死に抑えても
ツーアウト三塁から
エラーで点を取られたりします^_^;
好事魔多し
とはよく言ったもので
事故もエラーも
気を抜いた瞬間に起きるもの
今、世の中は緊張気味ですので
あまり大きなエラーはないのかもしれません。
怖いのは
この騒動が落ち着きかける時
『過ちすな、心して降りよ!』
ぜひ気をつけておいてくださいね^_^
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