華やかな事例報告、
輝かしい業績、
洗練されたビジネスモデル
私たちは
どうしても
そのアウトプットに
目が行きます。
そして、
その事例を
自社にも
導入してやろう!
と考えます。
が、
多くの場合、
他社の好事例を
導入してみても
思ったような成果は
出てきません…
なぜか?
それは、
他社の業績アップを阻害したいた要因
と
自社の業績アップを阻害している要因
が違うから
です。
あなたが医者だったとして、
お腹が痛い!
と言っている患者が
2人いたとしたら、
何も考えずに
同じクスリを処方しますか?
診断して
原因を特定し
治療方針を決めてから
必要に応じて薬を処方します
よね?
事例を学ぶことは
問題を解決するために
引き出しを増やす
という意味において
とても大切なことです。
ですが、
事例の結果だけを切り取って
自社にあてはめてみても、
他所でよく効いたから
という理由だけで処方される薬
と同じです。
たまたま
薬が効けば良いですが
原因は千差万別
場合によっては
副作用すら出かねません(u_u)
事例を学ぶ時は、
そもそも何が
その組織の問題点だったのか?
対策のどの点が
効果があったのか?
その対策を
実行する際に
どんな工夫をしたのか?
を知りたいです。
つまり、
華やかな事例の奥にある
『成功に辿り着くまでの道のり』
を見る必要がありますね。